人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

川湯温泉公衆浴場 和歌山・川湯温泉

熊野本宮に近い大塔川沿いの川湯温泉の街並み…

201507 kawayu kousyu 100

台風が去ったあとの夏空のもと、水面にはかすかに濁りが残ります。

毎年、冬場になると河原に設えられる大露天風呂「仙人風呂」で知られる川湯温泉ですが、ここにも古めかしい
公衆浴場があります。

201507 kawayu kousyu 101

「川湯温泉・公衆浴場」

所在地:和歌山県田辺市本宮町川湯1423
営業時間:8時30分~21時
入浴料:大人250円  (2015年7月)

細い路地のような階段の先に受付があるものの、主は不在…^^;
木の料金箱に250円を投入し…

   201507 kawayu kousyu 100-3
            201507 kawayu kousyu 100-2

脱衣所へ。時刻は午前9時過ぎとあって、地元の常連さんらで賑わっているかと思いきや、意外に空いています。

ガラス戸を開けると…

201507 kawayu kousyu 104

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩、塩化物泉

五角形の湯舟に、透明の湯がザバザバ注がれ…

     201507 kawayu kousyu 102
              201507 kawayu kousyu 103

投入された湯と同じ量の湯が反対側の切り欠き部から、溢れ出ています。
湯口を良く見ると、源泉とともに真水も注入されているものの、湯温はやや熱め…。

マジマジと湯口あたりを観察していたら、先客の年輩のオジさんが、
「熱いやろ(笑)水もっと入れてくれていいよ。」
とのこと。
無色透明で、ごくかすかな硫黄臭の湯、肩まで浸かるのはキツイものの、
我慢できないほどではなく、さらなる加水は見送り…^^

こちらはシンプルな洗い場。

      201507 kawayu kousyu 106
               201507 kawayu kousyu 105

シャンプー類は一切ないものの、使われない椅子やケロリン桶が整然と入口脇に重ねられる光景は、
お気に入りの公衆浴場のパターンです(笑)

ザーッという湯の音をBGMに、窓の外の空と山の緑を眺めつつ、朝湯を満喫…

201507 kawayu kousyu 108

湯上がり後のさっぱりした浴感といい、盛夏によく合う温泉でした。


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  1. 2015/07/28(火) 22:13:29|
  2. 和歌山県の温泉
  3. | コメント:6

鹿鳴の稜線 奈良・釈迦ヶ岳(2)

樹の間から、こちらの様子をじっと窺う2頭の鹿…

20155 syaka sika 108

釈迦ヶ岳
奈良県吉野郡十津川村・下北山村
標高:1,799m

警戒心に満ちた様子は、図々しいほど人馴れした奈良公園の鹿とは違い、野生本来の姿…。
もう1歩近づこうとすると、サッと向きを変え、森の中へ走り去っていきました。

このあたりは、釈迦ヶ岳のピークに近い千丈平と呼ばれる所。
森を包むようにガスが立ち込めます。

20155 syaka senjyodaira 161

幻想的な気分の中、少し勾配が急になると、ヒューンという鳴き声とともに、さらに何頭もの鹿が現れました。

   20155 syaka sika 111
           20155 syaka sika 110

大峰奥駆道への分岐にも近く、行者さんをはじめ、人間が行き交う姿にも慣れているハズですが、何か物珍しいものでも
見つけたかのごとく、こちらをじっと見つめています。
時刻は午後2時過ぎとあって、すれ違う登山者もなく、こんな時間帯に珍しいヤツだと思っているのかもしれません^^

このあと、登山道脇の目立たない所に湧く「行者のカクシ水」と呼ばれる水場で喉を潤し…

   20155 syaka kakusimizu 158
            20155 syaka michisirube 157

吉野から熊野まで約170kmにわたって続く修験道のルート、大峰奥駆道と合流。
顧みると、今から20年近く前、職場の先輩・後輩の3人で、行者還トンネル入口から、弥山、八経ヶ岳、仏生ヶ岳、
そして釈迦ヶ岳へと、1日で約10時間以上歩き続けて以来の釈迦ヶ岳登頂と気づきます。

やがて、樹木の背丈が低くなり、頭上が明るくなると、お釈迦様が迎えてくれる山頂に到着。

20155 syaka sancho 158

鬼マサと呼ばれた伝説の強力が、一人で担ぎあげたといわれる高さ2mの釈迦如来像。
さすがに像自体を3つに分解して担ぎあげたとのことですが、それでも相当な重さだったと思われます。
ヨーロッパの山でも、驚くような狭いピークにキリスト像が建てられていたりしますが、信仰心の篤い強力の武勇伝は、
洋の東西を問わず存在するようですね。

さて、本来なら、大峰の主稜線にあって抜群の展望を誇る釈迦ヶ岳ですが、この日はしばらく待ってみたものの、
乳白色のガスはいつまでも晴れずじまい…
せめてもの慰めは、山頂直下のシロヤシオが見頃を迎えていたこと。

20155 syaka siroyasiro 176

大峰山を開いた役行者も、毎年、目にしていたのでしょうね。

このあと、下るにつれてガスが切れ、西側に幾重にも連なる山並みの向こうには、金剛山、葛城山のシルエットが…

20155 syaka kongo 191

大峰山と同じく役行者とゆかりの深い山々ですが、意外に近い距離に思えます。

翻って東側に目線を送ると、奥駆道上にある尖峰・大日山が西日を浴びています。

20155 syaka dainichi 111

遠目には穏やかな山容ですが、この日、登り始めですれ違った中高年の男性いわく、「角度が50度くらいある鎖場で、
ロッククライミングの技術がなければ、とても登れないよ。」とのこと。

この先、稜線を軽い足取りで下るうちに、いつのまにか雲間から青い空が…

20155 syaka aozora 110

最後の最後にお釈迦さんが微笑んだのかな…


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<山行記録>
  太尾登山口 12:21 ~ 1,465mのピーク 13:27 ~ 千丈平 14:21 ~ 釈迦ヶ岳 14:45  15:01 ~ 千丈平 15:13 ~ 
  太尾登山口 16:57

※登山道自体は稜線上の快適な道で、注意を要する所はないものの、アプローチである林道は、旭ダムを越えた
「栗平林道」区間に入ると、断崖絶壁に張り付くように続きます。
落石も随所に見られ、ガードレールのない橋梁もあり、特にすれ違いの際には十分な注意が必要です。

  1. 2015/07/23(木) 21:53:53|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0

鹿鳴の稜線 奈良・釈迦ヶ岳(1)

時折、小雨が頬を打つ中、独り稜線を歩き続けると、林の中にバイケイソウの群落が現れました。

2015 syaka baikeiso 100

釈迦ヶ岳
奈良県吉野郡十津川村・下北山村
標高:1,799m

2015年5月の末、大阪を午前10時前に出立し、大峰山系の主稜線、釈迦ヶ岳の太尾登山口に到着したのは、既に正午過ぎ…。
早立ちが原則の山行きにあって、この日は、非常識とも思える時間帯から登り始めました。

釈迦ヶ岳への稜線でよく見られるバイケイソウ、思わずマヨネーズをつけて食べたくなるような質感ですが…

20155 syaka baikeiso 105

毒性が強く、オオバギボウシやギョウジャニンニクと混同し、毎年のように中毒事故が発生しているようです。

標準コースタイム約2時間余のコースは、ほぼ全てが尾根伝いの道。
本来なら大峰や台高の山並みを見ながらの快適な山歩きですが、この日は濃いガスがかかり、百m先も見えません。

20155 syaka ryosen 102
 
樹形からも、強風の通り道であることが窺える稜線…
2015年春の山行きは全て快晴だったことが、改めて幸運であったのだなと思います。

とはいえ、乳白色の世界に浮かぶ緑もなかなかのもの…
        
20155 syaka ryosen 109

快晴だと目線も前方や遠景ばかりになり、つい足も速くなってしまいがちですが、視界が狭い分、足元へもゆっくり
目線を落とせるような気がします。

20155 syaka wakaeda 102

これも、あせらずじっくり足元を見据えて進め、という暗示なのでしょうか…

登山口から約1時間、前方にこんもりしたピークが見え始めます。

20155 syaka peak 110

その先に目指す釈迦ヶ岳のピークがあるはずですが、すっきりとは見えそうにありません。       
目線を登山道の先に落とすと、何かが動いています。

20155 syaka sika 107

「アッ、鹿だ!」
(つづく)

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※記事更新がおろそかになってしまっている中、ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
 こちらからの訪問もなかなかできておらず、恐縮しきりです。
 仕事がかなりシビアな状況で、しばらくはこのようなペースになりそうですが、よろしければ、また覗いてやってください。


  1. 2015/07/18(土) 16:29:58|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:2

ホテル浦島  和歌山・勝浦温泉

窓の下には、荒ぶる太平洋…

20154 nissyokan 100

「ホテル浦島・日昇館」

所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
1泊2食:大人12,000円~ (2015年7月)

あいにくの曇天の下、黒い岩を青白い波が洗っています。

2015年4月、母の傘寿の祝いに、親族一同4家族でホテル浦島に宿泊しました。
いつもの我が家なら、一番リーズナブルな本館利用ですが、この日は奮発して日昇館に…

20154 nissyokan 101

ここのウリは何より、東向きに開けた太平洋の眺望。
晴れていれば、その名のとおり、朝日が水平線から昇るところを見られるのですが、天気ばかりは仕方ないですね(笑)

ホテル浦島といえば、洞窟風呂「忘帰洞」が代名詞ですが、この日昇館からは、長い廊下を数百mも歩かなければなりません。
ただ、日昇館側には、同じような造りの洞窟風呂「玄武洞」があります。

20154 genbudo 100

泉質:含硫黄ーナトリウム カルシウムー塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

規模は忘帰洞に比べ小ぶりながら、海を眺め、波の音を聞きながらの湯浴みは、忘帰洞に劣らない素晴らしいもの…。
ちなみに、ホテル浦島は12本の源泉を有し、6か所もの浴場がありますが、それらは一旦ブレンドされ、各浴場に配されており、
湯自体はいずれも濃厚な硫黄臭がする褐色に近いものです。

つまりは、海辺の洞窟をはじめ、山上からの眺望風呂や、豪快な滝湯、オーソドックスな内湯だったり、各々のロケーションの
違う温泉を楽しむのが、浦島の最大の醍醐味だと思います。

潮風を浴びながらの湯浴みののち、夕食は、送迎船に乗って勝浦漁港の近くの、まぐろ料理のお店へ…

20154 katuragi 117

「桂城(かつらぎ)」

所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字勝浦398-11
営業時間:11時30分~14時、17~22時
月曜・第4日曜日休 (2015年7月)

ここ数年、我が家がごひいきとしている「桂城」さん。ここでは新鮮で、美味しいマグロが味わえるので、正月の家族会議で勝浦温泉行きを
決めるやいなや、予約を取りました(笑)

「おばあちゃん、お母さん、80歳おめでとう!」で乾杯ののち、定番のマグロ定食をはじめ…

  20154 nissyokan 106-486
       20154 nissyokan 107-486
  20154 nissyokan 108-486

マグロのステーキ、カマや唐揚げなどのアラカルトをオーダー。

多彩なマグロ料理に舌鼓を打っていると、店先で週末夜の恒例、マグロの解体ショーが始まります。

20154 katuragi 110

作業台に引き上げられたのは、頭から尻尾の先までは150cm程のマグロ。
この大きさで約40kgですが、勝浦では2015年の2月に307kgのクロマグロが上がり、浜値でなんと300万円で競り落とされたとのこと。

      2015 katuragi 120

旬である2~4月は、適度の脂が最高なんだそうです。

これが職人さんの見事な包丁さばきでスパスパと切り刻まれ、あっという間に解体。

      20154 katuragi 117-486
  20154 katuragi 121

双子2号が持つ切り身の部分だけで、○万円するとのことで、
「落としたら、買い取りやでぇ(笑)」とプレッシャーをかけられながら、持たせてもらいました。
(この切り身で◯万円ということは、小ぶりだけど単価の高いクロマグロだったのかな…)

このほか、双子がお気に入りのマグロの目玉の煮物や…

  20154 katuragi 115-486
       20154 katuragi 116-486

最後は白御飯に、削ぎ落した赤身を載せてマグロを堪能。
母をはじめ、一族皆に喜んでもらえてホッとしました。

ちなみに、この翌週には、勝浦漁港の記録を大きく塗り替える、411kgもの大物が上がったそうです。

食事後、ホテルに戻るのに、再び送迎船に乗り込み…

                 20154 nissyokan 128-486
      20154 nissyokan 133-486

水面に灯りを落とすホテルが、まるで要塞のようだな…と、ほろ酔いの頭でぼんやり眺めつつホテルへ。
この夜は内湯でひと浴びして就寝…Zzz

余談ですが、ホテル浦島の送迎船、基本は20分間隔の運航、朝夕はピストン運航ですが、夜の8時頃に40分の間が
開く時があります。
船の待ち時間が長い時、寒さや雨がキツイ場合などは、船着き場の目の前、浦島グループの「万清楼」という旅館の
ロビーが使えます。

翌朝、やっぱり浦島は忘帰洞でしょう…ということで、忘帰洞へ。

20154 boukido 200

貸切露天風呂にスペースを削られ、かつてに比べて狭くなったとはいえ、このスケール。

20154 boukido 202

シメは海に一番近い浴槽で、「ドドーン、ザァー」と豪快に打ち寄せる波音を聞きながらの長湯…

20154 boukido 201

「あぁ、帰るの忘れるよ〜」と、紀州の殿様気分を満喫…

以上、ごくごく私的な家族旅行の記録で失礼しました。

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※の写真、浴室内は撮影禁止のため、ホテル浦島さんに許可を得て、HPからお借りいたしました。

  1. 2015/07/04(土) 20:59:10|
  2. 和歌山県の温泉
  3. | コメント:4

プロフィール

HAM1826

Author:HAM1826
季節の草花、温泉、旅行記をはじめ、自分の気に入っている風景を写真日記風に綴っています。

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