人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

和歌山・生石高原とキハ58003、しみず温泉 その壱

ススキの草原が広がる生石(おいし)高原

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標高870m地帯に13haにわたって広がるこの高原、関西では奈良の曽爾高原とともに、ススキの一大群落として知られています。

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さすがに穂先はやせてしまっていますが、広々とした眺めが広がります。

この日は、時折雪も舞う氷点下の寒さ… +_+
ハイカーも少ない冷たい風の中で、ウチの双子どもは子犬のように転げまわって遊んでいます。

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この辺りには「笠石」と呼ばれる露岩があり…

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周囲を見渡すのに絶好の展望台になっています。
こちらは北側の眺望

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遠く紀ノ川沿いの和歌山市街地が望めます。

このあとも大きな滑り台やらで飽きることなく遊び続ける双子どもを、遊具から引き剥がすように車に乗せて出発。

この生石高原から、南西方面へ道幅1車線の細く、蛇行した細道をひたすら下って行くと…

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山腹に無数に刻まれた段々畑が見えてきました。
「耕して天に至る」とまではいかないものの、先人以来の人々の営みの偉大さを感じる光景です。

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栽培されているのは温暖な気候を利用したみかん。道沿いの至る所にみかんの無人販売が…

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やや小ぶりながら、15~20個近いみかんが詰められたビニール袋。
これひと袋でなんと100円!おそらくサイズが小さくて出荷できないものかと思われますが、あまりに安い。

味はといえば、小ぶりで甘味が強い上に、外気で冷たくなっていることもあり、すこぶる美味!!!
2袋買ったものの、あっという間に車の中で食べ尽くし、さらにその先でも購入(笑)

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甘くて冷たいみかんをほおばっているうちに、この地域を流れる有田川のほとりまで来て、たどり着いたのがこちら…

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有田川町「鉄道交流館」。
ここは、大正4年に湯浅港から敷かれた鉄道「有田鉄道」の終点「金屋口」駅付近にあたります。

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沿線から出荷されるみかんを満載した「みかん列車」が、レールのつながる国鉄紀勢本線を通じて、全国各地へと向かって旅立った通称「ありてつ」

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しかし、その後のモータリゼーションの中でみかん輸送はトラックに取って代わり、1984年には、大きな収入源だった貨物輸送を廃止。
残った旅客輸送も地元の高校生に限られることから、末期の土日に至っては全列車を運行休止するなど、斜陽の一途をたどり、2002年末に廃止

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やがて路盤はほとんど姿を消してしまったものの、2007年に、当時の終点だった金屋口駅周辺を鉄道記念公園として整備し、生まれたのがこの交流館。

この車両は山梨の富士急行線と中央本線の急行で活躍した「キハ58 003」

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1962年生まれの老体ですが、アイドリング音も軽やか…。
「動態保存」といい、土日を中心にお客さんを乗せて鉄道交流館の敷地内のレールを走行するシーンも見られます。

私鉄の富士急行線の車両とはいえ、当時の国鉄の急行型をコピーした車両であるため…

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扇風機の「JNR」マークなど、国鉄の部品も多数使われる希少価値の高い車両です。

生石高原で走り回っていた双子どもが、アイスクリームを買えだの、早く帰ろうと言い出すのとは対照的に、ここはお父さんのテンションがあがる場面。「わかったから、もう少しだけ待って!」

(つづく)

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  1. 2013/01/31(木) 22:02:18|
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和歌山・護摩壇山・樹氷と藤の森不動温泉 その弐

じっとしたまま動かないニホンカモシカ

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戦後の一時期、乱獲により国内で3,000頭まで減少したといわれるカモシカですが、その後、狩猟禁止などの措置が取られ、現在では推計で10万頭まで回復し、東日本では食害対策による捕獲も行われているとのこと。

但し、中国地方では絶滅、四国・九州もごくわずかな個体数であり、数百頭生息しているとみられる紀伊半島では2002年頃の伝染病流行や、ニホンジカの急速な増加により、数はさらに減っているものと思われます。

ここよりさらに東側の懐深い大峰山系にいるとは聞いていましたが、こんな山里近くで見られるとは驚きです。

上がったテンションも冷めやらぬうちに、花園温泉へと到着。

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玄関の案内を見ると、営業は11時からとの表示があり、しばし時間待ち。
しかし、11時になっても玄関が開く気配はなく、電話をしても誰も出ない状態…。

後日、かつらぎ町役場内の観光協会に電話で問い合わせたところ、2012年4月頃には営業を休止していたとのこと。廃業ではなく休止のようですが、再開のメドはたっていないようです。

仕方なく、ここからさらに谷をひとつ越え、18km先の藤の森不動温泉へと向かいます。
貴志川のだるま渓谷に湧く藤の森不動温泉

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藤の森不動温泉「だるま湯」
所在地:和歌山県海草郡紀美野町滝の川73
1泊2食:7,870円~
日帰り入浴:10~20時
入浴料:大人650円 (2013年1月)

1988年、橋の架け替え工事の際に偶然発見されたという温泉。
2000年に小学館から発行された「医者もおどろく奇跡の温泉」にも、「飲用の適応症」として慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病に良いとの紹介がなされています。

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とりわけ、アトピー性皮膚炎の患者さんにも人気とのことで、ここでは源泉水10Lを300円で販売されておられます。

先の写真は宿泊棟側で、下流側にある浴室へ向かう途中にある畳敷きの休憩室にも…

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氷水とともに飲用の源泉水が置いてあります。
茶色の水差しの方がそれですが、色は無色透明。本には「甘露という言葉が腑に落ちた」と記述されていますが、なまぬるかったせいか、自分にはそう思えませんでした。

こちらはシンプルに籐のかごが並ぶ脱衣所。ちなみに脱衣所の手前にある貴重品ロッカーは100円が戻らないタイプでした。

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愚息が覗きこんでいるのは、露天風呂へのアプローチです。

まずは内湯へ…

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泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉  源泉温度:15.4度  PH:6.7

大きな長方形の湯舟に透明な湯が注がれています。
加温・加水・塩素消毒とのことで、若干の塩素臭がします。

窓の外には貴志川の眺めも…

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浴感として、さほどの特徴は感じられませんが、なにせ氷点下10度近い極寒の地から下りてきた上に、一度、温泉のお預けを食らった身には、温泉の温かさが何よりありがたい…

こののち、最近リニューアルしたという露天風呂へと向かいます。

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打ちっぱなしコンクリート壁に新しい石造りの湯舟。
ここは湯の表面に白い小さな粒状の浮遊物が多く、洗面器で何度もそれらを掬い取ってから入りました。
おそらく保温用の発砲スチロール片と思われます。

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湯口からは勢いよく透明な湯が注がれています。
湯舟からは貴志川に注ぐ渓流も見ながら入浴できます。

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初夏にはホタルが舞うことで知られる貴志川水系ですが、その頃はここも良い雰囲気なんでしょうね…。

樹氷のあとの温泉…

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ことのほか温かさが身に沁みました。

◇追記

かつらぎ町にはもうひとつ、野半の里「蔵の湯」という大規模日帰り温泉施設があり、和歌山県内だけでなく南大阪や奈良からも多くのお客さんを集め、賑わっていました。

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しかし、ご存じの方も多いと思いますが、2012年夏に経営破たん…

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2012年秋に訪れてみると、かなり荒れ果てた感じになっており、湯も雰囲気も気に入っていただけに、大変残念な思いがしました。

今回、かつらぎ町観光協会に花園温泉の件を問い合わせた際に「蔵の湯」の事も尋ねてみたところ、時期の前後はあるかもしれないが、今年中(春以降?)に再開する見込みとのこと!

また、あの味のある湯…、実際にダシ風味が美味しい「蔵の湯」の再開、今からとても楽しみです。

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  1. 2013/01/29(火) 21:51:17|
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和歌山・護摩壇山・樹氷と藤の森不動温泉 その壱

朝日を浴びる高野山・根本大塔

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真言密教の聖地・高野山のシンボル的存在の根本大塔。
朱色の塔と足元の純白の雪とのコントラストが眼を引きます。
時刻は7時半を過ぎたところですが、もうツアーの観光バスが到着しています。

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気温は氷点下5度…。
若い修行僧・雲水さん達は高校生が多いと聞いたことがありますが、この極寒の山中で修行を積まれるのですね。オジサンは想像するだけで身震いがします…

その高野山から雪道の高野龍神スカイラインを進むこと約1時間。
「ごまさんスカイタワー」の駐車場へ到着

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気温は氷点下8度 > <
あいにくガスが濃くかかっていますが、ここから雪山トレッキングで、まずは護摩壇山(1,372m)をめざします。

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11月に訪れた時、広葉樹の落ち葉が敷き詰められた道は、一面純白の世界に…

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尾根道にはまだ足跡もないサラサラの雪。我々が今日最初のパーティのようです。
なかなかガスが晴れない中を歩みます。

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広葉樹の幹には風上側だけに雪がびっしり…。厳しい風雪を物語ります。
風は収まっているものの、時折、強風も吹くので体感的には氷点下15度近いのではないでしょうか(笑)

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そして、駐車場からゆっくり、ゆっくり歩いて25分、到着した護摩壇山の頂上

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達成感はなく、とにかく寒さをしのぐため、ここで携帯コンロで湯を沸かし、カップラーメンを食べようとしましたが…

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なんと、寒さと風のためガスが十分に噴出しません!! > <
湯を沸かせず、食べ物を摂れないというまさかの事態。そこへ風も冷たくなり、あっさり撤収決定!

ところが、そう判断した途端にガスが切れ始め…

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やや明るくなり、このまま引き返すか、ガスが切れるのを待つか迷いが…

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結局、双子1号の「早く、温泉入りたい!(怒)」の鶴の一声で下山を開始 ^ ^

案の定、帰ると決まると天候は回復…

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ま、よくあることですね~
いつまでも樹氷に名残はつきませんが…

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「樹氷、綺麗かった!」「また絶対に来たい!」という双子どもの感想に気を良くして再訪を期し、車へ戻ります。
駐車場で本来の目的地だった龍神岳の電波塔に別れを告げ…

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尾根を走る高野龍神スカイラインから西の山あいに降りて、花園温泉へと向かいます。

等高線に張り付くような1.5車線の道をクネクネ降りて行くと、道に何やら動物が…

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超望遠のため不鮮明ですが、鹿の親子です。
お尻の白い毛がとてもふさふさしていました。

さらにここから数百メートル進むと、険しい山肌になんと…

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国の特別天然記念物、カモシカが!

(つづく)

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  1. 2013/01/27(日) 23:23:09|
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奈良・みはる温泉「美榛苑」



奈良県・榛原(はいばら)の街並みに降り注ぐ薄明光線

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俗に「天使のはしご」と呼ばれる自然現象。こどもの頃、これを見ると本当に不思議な気持ちになりました。
オジサンになった今も、実はうっとりしています…(笑)

このあたりは「大和富士」の異名を持つ額井岳(816m)の山裾

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この鄙びた山里には、「田子の浦に うちいでて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」
の歌で知られる万葉歌人 山部赤人の墓もあります。

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富士を詠んだ歌人の墓が、大和富士の裾野にあるというのも巡り合わせかもしれません。
このあたりの山々は、関西随一のススキの大草原で知られる曽爾高原一帯と同じく、端正な山容の山が見られ、これらは広く「室生火山群」とされています。

高度成長期以降、急速にベッドタウンの波が押し寄せたこの山あいにも静かな温泉が湧いています。
近鉄榛原駅からもほど近い、みはる温泉「美榛苑」

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みはる温泉「美榛苑」
所在地:奈良県宇陀市榛原福地255
1泊2食:大人7,000円~
日帰り入浴:10~20時
入浴料:大人500円 (2013年1月)

旧榛原町は、伊勢街道の宿場町として栄えた歴史を誇りましたが、2006年に周辺町村との合併によって宇陀市に。万葉の頃からの難読地名「榛原」は自治体名から消えたものの、宇陀市役所は旧榛原町役場を利用するなど、依然、旧榛原町がこのエリアの中心となっているようです。

美榛苑はいわゆる公共の宿として昭和56年にオープン。
駐車場からエレベーターでフロントフロアに上がると、休憩スペースと売店

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いつも思うのですが、こうした公共の宿で販売されている女性用衣類、やはりそこそこの需要があるということなのでしょうか…。連泊を前提の湯治宿でもないのですが、いつも不思議に思います。

こちら脱衣所への入り口

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脱衣所はかなり広く、鍵付きロッカーも大きめ。

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手前は貴重品用ロッカーです。

いざ、浴室へ…

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泉質:ナトリウムー炭酸水素塩泉 源泉温度:22.5度 

加温、加水、循環と思われますが、透明な湯はとてもヌメリがあり、手足の指の間がすべすべします 

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循環とオーバーフロー併用というのでしょうか、大きな湯舟の縁からは湯もそこそこ溢れています。
こちらのジャグジー仕様の湯舟は…

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少し塩素臭がしています。でも、寝湯は気持ち良さそうですね。

洗い場は白で統一されています。

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最後にやはり大きな湯舟へ…

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正直に申し上げるとあまり期待していなかった分、事前の予想が良い意味で裏切られた感じで、湯を楽しめました 

伊勢街道の脇に湧く温泉…

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静かな良い温泉でした。

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※鍵付き拍手コメントの方、返信できませんが、とてもありがたく読ませていただいております。
  1. 2013/01/25(金) 21:16:12|
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三重・榊原温泉「湯元榊原舘・湯の庄」

伊勢神宮に参拝した後、訪れた榊原温泉「湯元榊原舘」

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所在地:三重県津市榊原町5970

かつて伊勢神宮に「榊」を奉納していたことから榊原と呼ばれるこの地。
そこに湧き出る榊原温泉は、伊勢神宮に参拝をする前に、身を清める「湯ごり」のための温泉として、大いに栄えた歴史を有します。

上記の写真はホテルであり、日帰り客はこちら「湯の庄」が入り口となっています。

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榊原温泉「湯の庄」
営業時間:9~18時 
入浴料: 大浴場「まろみの湯」大人 2時間 1,000円 <タオル・作務衣付>
大浴場+露天風呂「天つ木の湯」大人 2時間 1,500円 ※平日13~18時 <上記+バスタオル付>
(2013年1月)

入り口こそ別ですが、大浴場は同じ所を利用できます。宿泊者と動線を分けるということなのでしょうね。

受付でチケットを渡すと、ハンドタオルと館内着の作務衣を渡されます。   

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作務衣モデルは身長160cmを越えたばかりの愚息君。大人用はまだダブつくね(笑)
日帰り客はリターン式ロッカーが取り巻く狭い更衣室で着替えたのち、大浴場へと向かいます。

平安時代に清少納言の枕草子に「七栗の湯」として記述のある榊原温泉は、有馬、玉造とともに「日本三名泉」とされた由緒ある湯 
ちなみに、現代において三名泉とされる「有馬、草津、下呂」は、室町時代のお坊さんによって定義されたようです。

大浴場は「もえぎ」「むらさき」の2種類あり、この日の男性用は「もえぎ」

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自分は、過去に宿泊した折も、日帰りの際も「むらさき」だったので「初・もえぎ」です。

脱衣場は細長く…

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籐カゴが棚にひっかかったような一風変わった造りです。

こちらはパウダールーム

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間接照明と個別に仕切りと鏡のあるタイプ。大きなホテルだけにアメニティも充実しています。

いざ、浴室へ…

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泉質:アルカリ性単純泉  源泉温度:32.5度 湧出量:230L/分(いずれも1号源泉)

大きな浴槽に透明な湯がどんどん注がれ、オーバーフローした湯が床を流れています。

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透明の綺麗な湯はかすかな硫黄臭がし、とても滑らかな肌触り… 
この湯舟で十分に体を温め、露天風呂へ

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先客は愚息。こちらも透明な湯が石組みの湯口から絶え間なく注がれています。

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先ほどの内湯とこちらは循環・加熱・消毒という記述を見たことがありますが、それを感じさせない気持ちの良い湯です。
ただ、以前入った「天つ木の湯」は消毒臭がきつかった記憶があります。

露天風呂の塀の向こう側には川が流れています。

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昔は大きな鯉などが泳いでいたのを見たような気がしますが、この日は見あたりませんでした。

そして、お待ちかねの源泉風呂へ…

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湯気が多くて不鮮明ですね > <
おやしろ仕立ての湯口から注がれる32.5度の源泉

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とめどなく注がれる湯は、ヌメリ、硫黄臭も最も強く、新鮮な源泉だと実感させてくれます
ただ、足まではすんなり浸かれますが、全身を浸けるのにはやや覚悟が要りました(笑)

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いったん肩まで浸かるとそこはヌルスベの極楽。この感覚はやみつきになりそう…
夏場は冷温浴の繰り返しで長湯を堪能できそうですね。

お伊勢さん参拝の垢離場の湯…

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大変ありがたいお湯でした 

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  1. 2013/01/23(水) 20:42:40|
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皇大神宮と富士見の足湯 その弐

赤福本店の竈

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巨大なトマト?、あるいは熟した柿のようにも見えます。
朱塗りの三つのかまどはいわゆる「荒神様」=かまどの神様を表したもののようで、本店で出されるお茶はこのかまどで沸かされるとのこと。
この日も店先では赤福が飛ぶように売れていました。

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このほかにもひもの屋さんなどをひやかし…

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お土産を手におかげ横丁をあとにして、内宮のすぐ近くに入り口のある伊勢志摩ドライブウェイを朝熊山(あさまやま)へと車を進めます。

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道の路肩には先日の雪が除雪されたあとでしょうか、雪の塊が見られます。

伊勢音頭に「お伊勢まいらば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り」と唄われた朝熊山。
山頂付近にある「朝熊岳金剛證寺」は、江戸時代、伊勢神宮に参拝したあとの多くの方が参拝したとのこと。

内宮から10数分ほどで到着した朝熊山山頂の駐車場

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雪が残る階段を展望台へと向かいます。
標高555mの山頂に位置し、天候が良いと200km先の富士山が望める展望台ですが…

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ん~、水平線のかなたは既に霞んでいて富士は望めません。
やはり、日の出から間もない時間帯、あるいは雨上がりで風が吹いた後などの好条件が揃わないと厳しいのかもしれません。

とはいえ、足元(北東~東側)には伊勢湾、鳥羽方面の島々が広がり…

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晴天とも相まってなかなかの眺望です。

ちなみに富士山が肉眼で見える都道府県は全国で22都府県。一番遠いのは320km以上離れた、和歌山県那智勝浦町からだそうです。府とは京都府とのことですが、「理論的には見える」程度のようです。

この展望台には足湯があります。

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ここの足湯は有料。料金は大人100円、小人50円で、そばには無人の料金箱が備えられています。

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「効能 こころのやすらぎ」とあります(笑)
そういえば八丈島の「やすらぎの湯」も海の眺めが良かったような…^^

ちなみに足を拭くためのタオルは60円。売店で買えるようです。

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残念ながら温泉ではありませんが、足を湯に浸けると、先ほどの御神楽の30分の正座で、すっかり堅くなった足がほぐれていくのがわかります

何よりここは眺めが良く…

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右手(南側)のかなたには志摩半島の先の太平洋が輝いて見えます。
正面奥の方にはかすかに渥美半島も…

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朝熊山から伊良湖岬までは約30km。それでようやく見えるくらいですから、200km先は相当遠いですね > <

神聖な空気を吸ったあとの展望足湯…

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身も心も爽快になりました。

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  1. 2013/01/21(月) 21:40:13|
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皇大神宮と富士見の足湯 その壱

宇治橋のたもとの鳥居越しに眺める朝日

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午前7時半前だというのに伊勢神宮・内宮の参道には多数の参拝者がおられ、多くの方が同じように鳥居越しの朝日の写真を撮っておられます。
冬至から1月にかけてのしばらくの間は、このように鳥居正面から昇る朝日を見ることができます。

ご存じのとおり、平成25年の今年は、20年毎に執り行われる正宮遷宮の年。
年間400万人もの参拝客を迎える内宮は、例年以上の人出が見込まれますが、その参拝客がまず渡るのが、五十鈴川にかかるこの宇治橋。
朝まだ早い時間のため、橋の板は霜で真っ白になっています。

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日常の世界から神聖な世界への架け橋となる宇治橋は、正宮より一足早い平成21年に新しく掛け替えられました。
長さは101.8m、幅8.42mの宇治橋。架け替えが行われる20年の間に分厚く敷き詰められた橋の板は6cmも摩耗するとのこと。

もう10年近く毎年参拝している内宮ですが、数年前からより神聖な空気の中でお参りしたいと思い、初詣の混雑を避け、小正月から節分までの間の早朝に来ています。
この日は朝4時半に起床し、200kmの道のりを運転してきました。

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神苑内にはまだ半分程度しか陽の光があたらず、冷気も半端ではありません。

この先さらに進むと手水舎が現れます。

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冷たい水をひしゃくで掬い、まず左手、次に右手を清め、そして左手で水を受け、口をすすぎます。

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最後は残った水を手元にかけるようにひしゃくを立て、元に戻します。

宇治橋から正宮までの参道には大鳥居が4か所ありますが、自分はその都度、礼をしてからくぐります。
何か堅苦しいなと思われるかもしれませんが、自分はいつの間にか自然と身についてしまいました。

こちらは一の鳥居

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その先には五十鈴川の御手洗場

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参拝をする前に心身を清める場所であり、先ほど手水を使ったばかりですが、ここでも手を清めてらっしゃる方がおられ、自分もならいます。
…が、これも相当に冷たい > <

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自分は小学校の修学旅行で初めて内宮を訪れましたが、ここだけは当時の記憶がはっきりと残っています。
30年以上経っても変わらない景色。この先も変わらないのでしょうね…。

この先の神楽殿で朝一番8時半からの御神楽の申し込みを済ませたのち、鉾杉(ほこすぎ)の大木が威厳を示す参道を正宮へと向かいます。

正宮直下の石段

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ここでは参拝客は片側一方通行となっていますが、ピーク時には身動きもとりづらいほどになります。
やはり早朝が落ち着いて参拝できますね。

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この先は写真を控え、参拝に専念しました。

定刻を少し過ぎて始まった御神楽には、珍しくブラジルからの高校生達の集団がいて、ともに30分間の正座をなんとか耐え、今年も参拝は無事完了。

再び宇治橋を渡り、日常の世界へと戻ります。

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青い空が広がる門前町「おかげ横丁」。
土産物、飲食店が多数並ぶここで、これも恒例としている「てこね寿司」と「伊勢うどん」をいただきます。

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朝まだ早い時間のため、両方食せる店は少ないのですが、なんとか見つけた店でセットになった定食を摂ります。

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酢飯の上に、四角く切り刻まれ醤油づけにされた鰹の寿司。
漁師飯に由来を持つとされる「てこね寿司」はシンプルで庶民的な味わいながら、海苔とごまの風味が良く合う美味。
太く柔らかい食感の「伊勢うどん」とともに、これを食べると今年も参拝が済んだなぁと感じます。

そして、いい歳しても変わらない甘党の自分は…

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横丁に並ぶいろんなお店に目移りしながらも、やっぱりここへ…

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「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか~♪」

(つづく)

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ほったらかし畑と温泉

厳しい寒さを理由に、小正月が過ぎてようやく今年初めて足を踏み入れた畑

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畝と通路の見分けがつきにくいほど草が生えています。

暖冬が続いた過去数年に比べ、明らかに寒さが厳しく、野菜たちもやや生育は遅れ気味…。
例年ならこの時期に子どもの頭くらいあるはずのブロッコリーは…

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子どもの握りこぶしほどしかありません。
春先にたわわに実り、我が家の栄養源となる豆類に至っては…

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播種の時期が遅かったこともあり、葉っぱが地面から顔を出す程度 > <
例年なら膝上くらいまで茎を伸ばし、稲ワラで霜よけをしてやらなければならないですが、今年はそれも必要なさそう…。

順調なら春先にはこんな具合に…

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連日豆ご飯が続くくらいに実るのですが、今年はどうでしょう…

ふと見ると地面に穴と粉々にくだけた土…

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ご推察のとおり、これはモグラの仕業 > <
ウチの畑は有機無農薬のためミミズが多く、大食感であるモグラも暮らしやすいのでしょう(笑)

こちらはイチゴ

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昨年は100株近く植えましたが、春先に雨が少なかったため糖度も高く、稀に見るいい出来栄えで、職場やご近所の方に多数召し上がっていただきました。

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今年は寒さが厳しいため、いつも以上に葉っぱが赤く枯死しています。
ちなみにイチゴはバラ科に属し、移植や乾燥や寒さなどにもめっぽう強いので、あまり心配はしていません^_^

気がつくとすっかり夕暮れに…

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冷えた体を温めに、畑を見下ろす丘の上の温泉へと向かいます。

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「かんぽの宿 富田林」
所在地:大阪府富田林市龍泉880-1
1泊2食:9,800円~
日帰り入浴:平日 10~19時 土日祝・繁忙期 10~16時
入浴料:大人 平日 600円 土日祝・繁忙期 700円 (2013年1月)

金剛山の麓、嶽山の山頂に位置する宿、とっぷりと日が暮れたこの宿のウリのひとつは5階展望台からの眺め

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標高280mから見下ろす大阪の夜景が眼下に広がります。
コンディションが良ければ、六甲から大阪湾、明石海峡大橋まで視認できるそうですが、この日はよくわかりませんでした。

夜景のあとはお待ちかねの温泉へと向かいます。
分析表と脱衣所の壁に並ぶ鍵付きのロッカー 

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ロッカーのサイズはやや小さめ。このほかにもフロントそばの電子ロック式の貴重品ボックスが利用できます。

いざ、浴室へ… 

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泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物冷鉱泉
源泉温度:24.0度 湧出量:41.1L/分(動力) 

加水・加温・循環ではありますが、常時、新しい湯を補給しており、湯の縁からはザーザーとオーバーフローしています。前回、盛夏の頃と比べるとやや消毒臭を感じましたが、それも入った瞬間のみで、無色透明の湯は、「使用位置41度」の表示どおり、心地良い感触です。

内湯で十分に体を温めて、隣接する露天風呂へ…

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この露天、明るい時間帯は金剛・葛城山の麓側の雄大な展望が開けますが、夜は真っ暗…

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こればかりは仕方ありませんね。
また、山頂だけあって、吹く風が冷たいのですが、湯に浸かれば平気なもの

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湯気の中で月見の露天風呂が楽しめました。

春の実りを祈りつつ入る温泉…

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たまには畑の草抜きに来よう…(反省)

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  1. 2013/01/18(金) 22:03:29|
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岡山・かしお温泉「最上荘」

山陽道を照らす夕陽

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2013年初めての三連休初日、いつもなら終日大渋滞の中国道・宝塚トンネル付近の混雑もなく、大阪から2時間強で岡山・総社インターまでたどりつきました。

伏見稲荷・豊川稲荷と並ぶ、日本三大稲荷のひとつ「最上(さいじょう)稲荷」のおひざ元のこのあたり、地道に入ると粟井温泉をはじめ、近辺の温泉看板が目立ちます。

そんな中で控えめな「かしお温泉」の看板

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ここから右の脇道へと入ると風景はさらに鄙びたものに…
そして到着した かしお温泉「最上荘」

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かしお温泉「最上荘」
所在地:岡山県岡山市北区粟井2224-2
営業時間:10~18時30分 木曜・第2金曜休み
入浴料:大人700円 (2013年1月)

味のあるのれんが迎えてくれる温泉。
かつてここには、お稲荷さんの名を頂く「最上温泉旅館」があったとのことですが、現在は日帰り入浴のみ。

同じ音では、長野に「鹿塩温泉」がありますが、こちらの漢字表記は「柏尾」のようです。
掃き清められた玄関では、シンビジュームが迎えてくれます。

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応対に出てこられた女性もとても丁寧な方です。
よく鄙びた宿の場合に「田舎のおばあちゃん家に来たような…」という表現が使われることがありますが、さしづめここは「親戚の叔母さん家に来たような…」といったところでしょうか ^^

廊下の先には男女別の浴室

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改めて写真を見ると、良く磨かれた廊下ですね。館内はどこも清潔でした。
脱衣所の衣類入れはカゴだけですが、先ほどの廊下のつきあたりには、無料のロッカーもあります。

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この脱衣所には自由に使えるハンドタオルも多数置いてありました。
では、お待ちかねの浴室へ… 

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泉質:単純放射能冷鉱泉  源泉温度:20.0度  PH:8.5

誰もいない浴室全体に硫黄臭が漂っています。

こんこんと注がれる新鮮な湯で表面張力一杯になった湯舟に、「ザブン、ザーッ…」と浸かる喜びは、もう何ものにも代えがたいですね(笑)

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加温された源泉、投入量はあまり多くはないものの、岩組みから静かに注がれています。

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湯は無色透明、湯の華などもありませんが、適度にヌメリがあるとても優しい湯…
先輩方のHPなどによると、1日3回、15時頃に自噴するということですから、夕方のこの時間はとても湯のコンディションが良いのかもしれません。

浴室にはカランが2つ。

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確認はできていませんが、カランも鉱泉ではないでしょうか?水道水とは明らかに異なる感覚です。
壁には湯の由来が記されています。

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「文政年間、作物不作の年がありましたが…(中略)この頃、かしお温泉の一角だけが米も豊かに熟しておりましたのを不思議に思った庄屋が、足守藩主に伝えましたところ、真意を確かめるべく、足軽を使って掘らせたのが、この鉱泉地の始まりでございます…」

正直に伝えた庄屋、それを確かめさせた藩主、いずれかが欠けていれば、後世、このように我々が味わうことができなかったのですね。先人達の御労苦に感謝です…。

ちなみにここのシャンプー・トリートメントは…

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「ラピーチ」というだけに、桃の天然成分が入っているのでしょうか?さすが岡山・吉備地方ですね^^

ゆっくり湯を堪能した後は、こちらの休憩室でくつろぐこともできました。

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終了間際のお客さんが少ない時間帯だったためか、グループ毎に別の個室を案内されておられるなど、総じて派手さはありませんが、随所に細かな心遣いを感じる温泉でした。

蛍が飛び交う静かな田園地帯に湧く温泉…

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思いのほか素晴らしい温泉でした 


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  1. 2013/01/16(水) 22:18:24|
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島根・有福温泉「御前湯」

1月の三連休、今シーズン初滑りを楽しみました。

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訪れたのは、広島県と島根県の県境に近い「アサヒ テングストン スノーパーク」

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山々の眺めも良く、浜田道・瑞穂ICから10数分というアクセスとファミリー中心のゲレンデということで選びましたが、関西から400kmも車を飛ばしてくるスキーヤーは珍しいと思います(笑)
ちなみに、「テングストン」とは近くにある天狗石山(標高1,192m)から取った名前、和洋折衷ですね。

標高千mを超えるスキー場最高点付近の樹氷を期待したものの、残念ながら積雪も少なめ…

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最長3kmのコースも中腹以下はクローズでしたが、朝のオープンから夕方リフトが止まるまで、丸1日堪能しました。
今日は筋肉痛が…> <

スキーのあとはお約束の温泉へ 
訪れたのはスキー場の麓から小1時間の有福温泉

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日が暮れてから降りだした雨に温泉街も濡れています。
雨に濡れるのを嫌い、駐車場に隣接する「さつき湯」へ出向いたところ、たたきには履物が一杯…。
番台のお母さんから、「家族連れなら御前湯に行った方がいいよ」と言われ、セピア色に染まった階段を駆け上がります。

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「御前湯」
所在地:島根県江津市有福温泉町710
営業時間:7~21時30分
入浴料:大人300円 (2013年1月)

レトロな外観で有福温泉のシンボル的な存在の「御前湯」。
2012年5月に訪れた際は地元の方で混雑していましたが、大丈夫かな…

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レトロ調たっぷりの番台で入浴券を渡し、脱衣所へ入ると、なんと思いのほか空いています。
建物は昭和3年造といいますから、今年85歳。しかし、内部は小綺麗な感じです。
今日はリターン式のロッカーも余裕があるようです。

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いざ浴室へ…

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泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) 源泉温度:47.3度

湯気が漂う浴室、おなじみの8角形の湯舟には、真ん中の石から源泉が数本注がれています。
特に湯の香りや味はありませんが、鮮度の良い湯が掛け流しで使用されています。

今日は愚息と自分の他に、お客さんは一人、あるいは親子さんが入れ替わり程度で静かな湯浴みです…。

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不思議なことに、前回訪れた時、綺麗な無色透明だった湯はやや白濁…

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時期や天候によって湯が変化することは温泉によくあることですが、ここのなめらかで優しい肌触りは変わりませんでした。
「さつき湯」や「やよい湯」に比べると、「御前湯」の湯はあまり特徴がないように紹介されますが、この浴室の雰囲気はそれらを補って余りあるように思います。

外から見えた3連の窓…

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外の灯りもうっすら見えます。

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ちなみに、脱衣所の分析表には、「泉温 使用位置47.3度」とありましたが、そんなハズもなく、42度程度の適温 (あの表示、なぜなのかな…?)
心地よい温度の湯にのんびり浸かっていると、スキーで酷使した体がほぐれるのが判ります。
さぁ、このあとは大阪まで450km以上、深夜のクルージング!^ ^

スキーのあとの湯浴み…

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体全身に沁み渡りました


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  1. 2013/01/14(月) 10:14:05|
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海釣りと和歌山・加太温泉 その弐

紀淡海峡を望む露天風呂

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「吾妻屋シーサイドホテル」
所在地:和歌山県和歌山市加太1905
日帰り入浴:11~15時  入浴料:大人1,200円
泉質:炭酸水素塩泉  源泉温度27.5度  PH:7.8

手前に見えるのは友ヶ島。明治時代には砲台が造られるなど国防上の要塞として、長らく一般人の立ち入りはおろか、地図にも記載されなかった島です。
このあたりは潮の流れも速く、天然鯛の一本釣りで知られる所です。

その豊かな海を望む露天、湯は内湯と同じく無色透明のものがドバドバ注がれています。

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露天の湯は不思議なことに内湯と比べヌルヌル感があります。消毒成分が強いのかな…?
あまり細かいことは気にせず、なんといってもこの開放感を楽しみます

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ここは真下を車道が走っているので、あまり身をへりに近づけると、車の方と眼が合うかもしれません(笑)
このあたりの海は万葉集に「潟海(かたみ)の浦」と詠まれた所

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後世に「潟海」あるいは「形見」が、「加太」に転じたようですが、江戸期あるいは明治時代にいわゆる「瑞祥地名」といって、縁起の良い地名表記を使う中で、転化していったのかもしれませんね。

それはともかく、この西向きの露天からは夕陽の沈むのを見ながら湯浴みができると思われます。
日帰り入浴は15時までなので、宿泊者の特権ですね 

暖かい湯でひと心地ついたあと、ホテルに隣接する「淡嶋(あわしま)神社」へお参りに出向きます。

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神話からの由来を持つ淡嶋神社は、元々友ヶ島にあったものを、仁徳天皇の時代に現在の場所に移したとのことですから、1600年以上の歴史を持つことになります。

また、人形供養の神社としても知られ、ご覧のとおり多数の人形や…

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3月3日に「雛流し」神事が行われることから、古風なお雛様も数多く祀られています。

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初めて訪れるとその異様な雰囲気に圧倒される方も多いせいか、心霊スポット扱いされたり、最近は人形の不法投棄もあるとのこと。
我が子の健やかな成長など、人々の真摯な思いを託された人形が祀られる神社だけに、そうした礼を欠いた扱いは哀しいですね…。

そんな中でとても愛きょうのある一団を見つけました。

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新旧織り交ぜた招き猫の集団。みなそれぞれいいお顔していますね ^^

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きっとこれだけ集まれば金運のパワーもスゴイはず(笑)
今年は景気が上向きになりますように

冷たい体を温める潮風を受けながらの湯浴み…

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多くのパワーをいただきました

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  1. 2013/01/12(土) 11:49:55|
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海釣りと和歌山・加太温泉 その壱

小さな漁港に映える朝焼け…

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まだ日の出までには時間がありそうです。
この日は朝まだ暗いうちから、弟と甥、姪、そして弟の会社の同僚さん方と海釣りに出かけました。

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海釣りといっても漁港内の釣り堀ですが、早朝から多くの太公望達で賑わっています。

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ここは大阪市内から1時間足らずということもあり、真冬だというのに週末は予約がいっぱいとのこと。

常連客の弟は次から次に鯛を釣り上げています。

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素人の自分にもコンスタントに当たりがあり…

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計5匹の鯛を釣り上げました ^^
ちなみに弟は18匹!この日の夕餉は鯛尽くしとなりそうです。

昼過ぎには納竿とし、海風ですっかり冷えた体を温めに近くの温泉へと向かいます。

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淡路島の島影を右手に海沿いに車を進め、大阪と和歌山の府県境を越え、加太の町をめざします。

春の潮干狩り、夏の海水浴・サーフィンで知られる加太、その海沿いにある吾妻屋シーサードホテル

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「吾妻屋シーサイドホテル」
所在地:和歌山県和歌山市加太1905
1泊2食:大人10,500円~
日帰り入浴:11~15時 
入浴料:大人1,200円 (2013年1月)

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駐車場には南国ムードが演出されています。

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塩ビの御簾垣は、きっと露天風呂ですね。

フロントで入浴料を払うと、バスタオル・ハンドタオルを渡され、貴重品も預かってもらえます。
長い廊下を突き進むと大浴場

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とにかく体が冷えており、駆け込むように浴室へ…

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泉質:炭酸水素塩泉(重曹泉) 源泉温度:29度

掛け湯のあと浴槽にドボンと浸かると、全身に血が巡り、生き返る心地です

広い内湯にはシャコ貝のような吐湯口から、無色透明の湯がザバザバ注がれています。

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表示にある「微弱硫化水素臭」は残念ながら全く感じられませんが、逆に消毒臭もありません。
肌触りも特に温泉らしい特徴もあまりありませんが、クセもなくといったところでしょうか。

洗い場は多数ありますが、特等席はやはりここかな…

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そしてお待ちかね、露天風呂へ…

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うわぁ、期待していた以上の眺め!

(つづく)

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  1. 2013/01/11(金) 06:53:29|
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急行「きたぐに」と「夜の停車駅」

夜11時前の大阪駅

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ヨーロッパのターミナルを思わせる大屋根の大空間にも1日、いえ、1年の終わりが迫っています。

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2012年の大晦日のこの日、自分が手にした切符は11番線から発車する急行「きたぐに」

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大阪を23時27分に発ち、湖西・北陸・信越線を夜を徹して走り続け、翌朝6時54分に新潟へ到着する夜行列車。
発車20分前になると、北陸方面への玄関口となる11番線に静かに入線してきました。

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使用される車両は、1967年10月のデビュー当時、世界初の寝台電車だった583系
カラーリングは2度ほど変更されたものの、高い運転台とずんぐりした車体は健在です。

ヘッドマークは終着駅・新潟の「佐渡おけさ」にちなんだもの。

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戦後間もない1947年に誕生した、大阪と青森を結ぶ急行に由来を持つ伝統の列車「きたぐに」。

江戸期の北前船以来の交易の歴史を持つ大阪と日本海側各都市を結び、多くの人・物・情報を運んだ「きたぐに」は、近年の新幹線と夜行バスネットワークの発達に伴い、お客が激減…。

2012年3月をもって定期運行は廃止され、以降はGW、お盆、年末年始のみに運転される臨時列車となりました。

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定期運行廃止直前は、別れを惜しむ方々で連日満員、大阪駅にも多数のカメラが並びましたが、この日のお客さんは2割程度。これでは廃止もやむを得ないですね…。

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そもそも新幹線や夜行バスに比べて割高な上に、冬場は日本海側の雪や強風で運休することも多く、お客さんが離れてしまったのも自然な成り行きだったと受け止められています。

ただ、自分は、「きたぐに」がその使命を終えた遠因は、大阪の経済的地位の衰退とともに、特に新潟以北の日本海沿岸と大阪との人・物の流れが、対東京に比べ低下したことではないかと思っています。

車内は通路の両側に3段、あるいは2段の寝台がズラーっと並びます。

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俗に「蚕部屋」と呼ばれる旧式の寝台です。ここにお客さんが全て埋まっていた頃は、さぞかし賑やかだったのでしょうね…。
ベッドはこちら。

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今回は窓が占有できる下段を選びましたが、頭がつっかえるほどの狭さ。
これでも上段、中段より占有空間は広く、料金も6,300円と高め…。
もっと言えば、最近のビジネスホテルよりも高くなっています。

発車間際のホームに人影は少なく…

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深夜の孤独な長旅のプロローグにふさわしい光景に思えます。

定刻に発車した「きたぐに」は、京都、敦賀、武生、福井と深夜の人気のないホームに滑り込んで行きます。

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こうして夜行列車から窓の外を見ていると思い出すラジオ番組があります。
「夜の停車駅」。ご存じの方は少ないでしょうね…。

1980年代初頭にNHKのFMで日曜日の22時から流れていたこの番組。

江守徹氏の穏やかな語りで朗読される詩や短編が、静謐な日曜日の夜と絶妙に合い、クラシック系を中心とした優しい音色の音楽とともに、日曜の終わりを感じさせる良質な番組でした。

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何より、オープニングとエンディングに流れるラフマニノフのヴォカリーズ、とりわけエンディングのアンナ・モッフォの透き通るような声は、なんとも言えぬ哀愁を帯び、聞くたびに涙が出そうになるほどでした。

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中学生だった自分は、この番組を聴きながら過ごす穏やかな時間がとても好きでした。

今、思えばあの頃の夜は静かで、ラジオの音に耳を澄ますという文化がまだまだ息づいていた時代だったように思います。

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「夜の停車駅」はその後、土曜日にシフトしたこともあり、いつの間に終了したかも存じませんが、叶うならもう一度、あの番組を聞いてみたいなぁ…と思うのです。

番組の最後の汽笛の前に告げられる江守徹氏の「おやすみなさい…」という語りも良かったなぁ…。

と、思っていたら、とても嬉しいことに、近年、動画サイトにアップもされていました。



良かったら一度、ご覧になってください。

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それでは、「おやすみなさい…」

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  1. 2013/01/08(火) 23:20:24|
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足尾銅山と群馬・水沼温泉 その弐

足尾銅山「本山精錬所」へと続く線路

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西部劇のゴーストタウンを連想させます。
明治17年の開設当時、この精錬所に最先端の技術を導入したことにより、足尾の銅生産は飛躍的に増加します。
同時に亜硫酸ガスなどの煙害も顕著になり、その後、幾多の技術改良が加えられ、昭和31年には世界で初めて亜硫酸ガスの完全回収の実用化に成功。

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現在では、足尾で蓄積されてきた技術が世界における脱亜技術のモデルとなっているとのことです。
精錬所のあったここには、大正3年に鉄道が通じ、「足尾本山」駅が置かれていたものの、前述のとおり貨物列車廃止により事実上廃駅に…

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バブル期には、JRから路線を継承した わたらせ渓谷鐡道による旅客営業も検討されたものの、結局はそれも日の目を見ないまま、1998年にはこの区間の鉄道免許も失効

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少し手を入れれば、いつでも列車を走らせることができそうに見えるのですが、途中、山肌が崩壊している部分もあるとのこと。

私見ですが、「近代化産業遺産」として注目が寄せられる足尾銅山が、ユネスコ世界遺産への登録をめざすというなら、現在、立入禁止の「本山精錬所」なども一定の制限を設けた上で、見学を受け入れられないのか、また、間藤までのトロッコ列車をこの区間にも走行させるとか、間藤から奥のこのエリアにももう少し光が当たっても良いように思うのですが…

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単に鉄道趣味的観点からではなく、足尾の歩んだ道は我が国の産業の発展と公害対策に挑んだ壮絶な闘いであり、多くの方々に実際に足を運んでいただきたいというのは素人考えでしょうか…。

ここで踵を返して、間藤駅へと戻ります。

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茶色のディーゼルカーに揺られて、渡良瀬川に沿って桐生へと向かいます。

途中、足尾で一番大きな集落 通洞にさしかかると、選鉱所跡のそばを走ります。

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ここも最新鋭の設備が備えられた金属の選別所として、国内外で高い評価を得ていたとのこと。
山腹の白い細長い構造物は、物資の輸送に使われた空中索道(荷物用ロープウェイ)を支える塔

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また、鉱夫や社員のためのいわゆる鉱山住宅も見られます。
ここには集会所や共同浴場、神社も置かれるなど多くの人々が暮らし、活況を呈したようです。
ちなみに、1916年(大正5年)には、足尾町の人口は38,428人にまで増加。
当時、栃木県下で第2位の人口を誇ったようですが、日光市と合併する直前の2006年の推計人口は3,220人。
実に最盛期の10分の1以下でした。

線路は渡良瀬川に沿ってひたすら下ります。

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河原に無数に転がる白い岩石は花崗岩、このあたりでは猿の集団も線路際で見られるそうです。

そして間藤駅から下ること約1時間、水沼駅に到着

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青い染め抜きの「ゆ」の文字が見えますが、ここには駅に隣接して日帰り温泉があります。

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「水沼駅温泉センター」
所在地:群馬県桐生市黒保根町水沼120-1
営業時間:10時30分~20時30分 ※季節により変動有
入浴料:大人600円  わたらせ渓谷鐡道フリー切符、JAF会員等20%割引有(2013年1月)

可愛い河童が出迎える日帰り入浴施設。
鉄道駅併設の温泉と言えば、岩手県・北上線の「ほっとゆだ」駅の温泉が有名ですね。
こちらは、「ほっとゆだ」温泉開設と同じ1989年に開業したものの、2008年に一旦休業。
その後、2009年に再開した施設。

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男湯には「1番線」の表示(笑)ちなみに女湯が「2番線」、玄関は「0番線」でした ^^
鉄道の「鉄」が「金を失う」に通ずることから、あえて「鐡」の字体を使っている「わ鐡」の駅の温泉らしく、細かいこだわりが良いですね。

こちらの脱衣所は籐カゴ式。貴重品は100円ロッカーが別にあります。

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では浴室へ…

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泉質:含二酸化炭素・ナトリウム・カルシウム・塩化物炭酸水素冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)
源泉温度:19.4度 PH:6.05

広い湯舟の向こうは渡良瀬川の河原が望めます。
湯は無色透明。加温循環のようですが、いやな塩素臭はしません。

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消毒した湯にありがちな妙な肌触りなどもなく、なめらかな湯…
湯舟からも山々や青い空が見えます。

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この日の北関東は終日晴天が続いていました。
こちらは隣接した露天風呂

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3、4人も入ればいっぱいの小ぶりな湯舟。
水沼温泉センターにはこのほかに、トロッコ列車が運行される土日を中心に「かっぱ露天風呂」がありますが、この日は残念ながら休止。

湯舟からあふれ出た湯は河原の方へと流れています。

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こちらは冷たい外気のもとで景色を眺めつつ、長湯もできそうです。
さらにこの横にはサウナ、水風呂がありました。

ローカル線の駅に隣接した温泉…

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「わ鐡」とともに健闘を祈ります

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  1. 2013/01/06(日) 20:31:16|
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足尾銅山と群馬・水沼温泉 その壱

※以下、温泉としては加水気味で、鉱物臭と鉄分の濃い記事が続きます…

凍てつく地面…

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冬枯れの風景がますます冷たく感じられます。
ここは銅山の町 足尾の中でも最奥にあたる上間藤地区

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今では栃木県日光市となりましたが、自分の中では、東照宮、中禅寺湖という華やかな観光地のイメージとなかなか相容れないものがあります。

ご存じのとおり、明治時代に「殖産興業」の御旗のもと、多くの労力と財が注ぎ込まれ、我が国の産業を支えたものの、その鉱毒により下流域に甚大な被害をもたらした足尾銅山

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明治の硬骨漢 田中正造は、この足尾鉱毒問題に命を賭して奔走しました。
裕福な出自であったにもかかわらず、明治天皇への直訴をはじめ、その生涯は波乱に満ち、勤務先で組織に盾突くあまり、冤罪の殺人事件の汚名を着せられるほどの異端児だった田中正造…。
こうした人物も歴史の表舞台に登場するのが、明治時代の骨太たるところだと思うのです。

自分は、小学校五年生の時のグループ研究・発表以来、一度はこの地に足を運びたいと考えておりました。

わたらせ渓谷鐡道の間藤駅で借りた自転車で上り坂を登っていくと、踏切跡が現れます。

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江戸時代に既に採掘が行われていた足尾銅山。明治期に古河財閥が鉱山開発に着手してからは飛躍的に産出量も増大し、ピークに時は我が国の銅産出量の実に4分の1を占めた(参考:Wikipedia)ものの、昭和48年に閉山。
この間、鉱石運搬のため桐生から徐々に路線を延伸してきた鉄道は、大正初期に間藤まで開通。

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線路は終点・間藤駅からさらに精錬所まで延びていました。
そして、銅山閉山後も輸入した鉱石の精錬のため鉄道貨物が使われていたものの、それもJR化後の1989年に廃止

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赤錆びたレールだけが、今もなお放置されています。なんとも荒涼とした風景です。
ちなみに精錬所の設備は、現在、産業廃棄物のリサイクル施設として使われているとのこと。

さらに坂道を登ります。

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ご覧のとおり、周辺の山々は精錬の際に燃料として木が伐採されたため、樹林はまばら。
この間、官民一体となって懸命に植林が行われてきましたが、緑豊かな山が復活するまでは、途方もない年月と労力が必要とされるようです。

10分ほど自転車を漕ぎ続けると、クラシカルな鉄橋の向こうに精錬所らしき建物が見えてきます。

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ここに自転車を停め、徒歩でできるだけ線路跡へと近づいてみます。

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今にも列車がやってきそうな鉄橋。昔は鉱石を積んだ貨車を何十両もつないだ貨物列車が通っていたのでしょうね…。
さらに対岸に渡り、築堤を登ります。

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元精錬所の上には青い空が広がります。かつては精錬所の煤煙で望めなかった光景でしょうか。
工場の煙で街が覆われるのを、工業の街の活況を表すものとして、もてはやされた時代も今は昔…。

廃止された線路跡には暗いトンネルが口を開けています。

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そして振り返ると、そこには長年、自分が見たかった景色が…

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……。胸を締め付けられるような気分です。

(つづく)

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  1. 2013/01/04(金) 20:29:58|
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新潟・湯沢温泉「山の湯」

あけましておめでとうございます。
拙いブログですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2013年の初日の出

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今年は新潟県・ガーラ湯沢駅から拝むことになりました。

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ご存じのとおり、スキー場に直結した新幹線駅。
「思い立ったらガーラ」のキャッチコピーで知られるガーラ湯沢は東京駅から最速77分で行けるスキー場。
改札を出たら本当にそこはスキーセンター… ^^

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元日のこの日も早朝から多くの人で賑わっています。
スキーシーズンのみ営業のガーラ湯沢駅、1990年の開業以来、1日平均1,000人前後の利用があるそうですが、この駅からスキー場に背を向けて、温泉に向かうのは自分だけでしょう(笑)

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道端の雪に足を取られないように気遣いながら歩くこと数分、「山の湯」へのアプローチにかかると…

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道路に濛々と湯気が立っています。
お察しのとおり、融雪用にパイプから噴き出しているのは温泉

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湯量の豊富さを実感できる光景ですね。
坂を登りきり、到着した「山の湯」

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「山の湯」
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢930
営業時間:6~20時 火曜休
入浴料:大人400円 (2013年1月)

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こちらウッディな山小屋のたたずまいの日帰り温泉。
2013年の元日は火曜日でしたが、祝日や年末年始は後日振り替えでお休みされるとのこと。
こちらは畳スペースもある休憩室

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貴重品用のロッカーはリターン式ではなかったと思います。(昨日の事なのに…> <)
朝日が差し込む脱衣場

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至ってシンプルな造りです。
全体的に新しい雰囲気がする中で、体重計だけが年代物です。

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この「山の湯」、源泉2本を使用との話も耳にしましたが、結局はよくわかりませんでした。

そして、2013年初入湯となる湯浴み

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泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)
源泉温度:43.4度 PH:9.6

浴室全体にほのかに甘い硫黄臭が漂います
6、7人も入るといっぱいになる小さな湯舟、加水されていない源泉の湯はとても滑らか…。
別名「美肌の湯」の名にふさわしいものです。

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使用位置での温度は42.7度となっていますが、それほど熱くもなく、とても優しい肌触りの湯。
湯の中には白い湯の華も舞っています。
飲泉はできないということでしたが、口にしてみると、特に酸っぱいとかの特徴は感じられませんでした。

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掛け流しの新鮮な湯が、湯舟の縁からあふれる湯をボーっと眺める瞬間、とても幸せなひと時です。
また、洗い場のカランは位置が低く、椅子を使わずにタイルの床に座って使う方が便利なようです。地元の方がよくされているスタイルですね。
こちらでは皆さん使われた洗面器を戻されるなど、マナーもきっちりしており、とても気持ちの良い湯浴みができました。

2013年最初の温泉…

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1年の出だしとして、快適な湯浴みを満喫しました。


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  1. 2013/01/02(水) 17:06:09|
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