人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

幸せの黄色い…

雲が多いとはいえ、灼熱の工場。
広い場内には、黄色い帽子とシャツ、ヘルメットのスタッフが多数…

201707 hamamatsu 90

JR浜松駅からシャトルバスに揺られ、訪れた新幹線・浜松工場。
日本の大動脈、東海道新幹線の全車両、約2,000両の検査を受け持つ、いわば新幹線の病院。

熱気がこもる工場内に一歩足を踏み入れると…

201707 hamamatsu 100

そこには、日頃お世話になっている新幹線のぶつ切り…

201707 hamamatsu 105

「A」の文字が誇らしげなN700・A(エース)。今や東海道新幹線の主役として君臨する。

その隣のピットには、かなたから続く人の列…

201707 hamamatsu 110

電気軌道総合試験車、通称「ドクターイエロー」の撮影待ちの人波。
10日に1度程度しか本線上を走行せず、出会えるとラッキーとの意味合いから、お目にかかると幸運とされる。

めったにない機会であり、最後尾についたものの、現れたのは、残酷な表示…

201707 hamamatsu 95

軽い眩暈に襲われつつも、行列の人となる。

隣のピットには、引退間近の700系

   201707 hamamatsu 115
           201707 hamamatsu 125

カモノハシのような面構えで、一世を風靡したこの車両も、新陳代謝の激しい東海道での活躍は、あとわすか…。
台車の下から覗く車輪は、高速走行の厳しさを語るように、鋭い光を放つ。

行列は、思ったより早くに前に進み、約25分でこの距離までに。

201707 hamamatsu 120

もはや、先頭は目の前。

そして、行列に並ぶこと30分余り。もはや前には誰もいない最前列へ…

201707 hamamatsu 140

ん~、あまりに近すぎて、顔が見えない(笑)

1日44万人もの利用者を誇る東海道新幹線の軌道、架線などをメンテする、縁の下の力持ち。
下から見上げるその素顔は、意外とふっくらした顔立ち。

幸せの黄色い新幹線「ドクターイエロー」…
       
       201707 hamamatsu 255-5

福々しい顔立ちから、幸せのおすそ分け…


 

  1. 2017/08/26(土) 14:44:49|
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新緑の特急 「かわせみ・やませみ」

熊本・人吉駅で発車を待つ特急「翡翠・山翡翠」(右)

201705 kawasemi 100

左側の深紅の列車は、「いさぶろう・しんぺい」。
いずれも近年、JR九州が力を注いでいる観光型特急。

発車を待つ車体は、美しい鏡面仕上げ…

    201705 kawasemi 130-5
          201705 kawasemi 200

光沢のある車体は、鏡のように映り込みが激しく、なかなか思うように写真が撮れません(笑)

2号車の「翡翠」は、深い青色の車体…

201705 kawasemi 120

翡翠をあしらったヘッドマークが誇らしげ。

このあと列車は、定刻13時21分に、観光案内所の皆さんに見送られて発車…

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             201705 kawasemi 40

発車するやいなや現れるSL、通称「ハチロク」を横目に、一路、熊本を目指します。

満席の車内は、木目調の内装に緑を基調としたシート…

201705 kawasemi 145

元々はこの車両、ローカル線の通勤列車をリノベーションしたものですが、もはやその面影は残っていません。

また、一般的な座席のほかに、大きな窓に直角に座るベンチシートや…

    201705 kawasemi 60
         201705 kawasemi 50

地元産品のディスプレイや飲食物を販売するカウンターが備えられ、観光ムードを盛り上げます。

車窓には新緑とともに、球磨川の流れが八代まで終始寄り添います。

201705 kawasemi 140

前日までの豪雨のため、水面は茶色く濁っていますが、川の流れの穏やかな時期には、緑色の水面に
新緑と列車が映える…と、女性のアテンダントが熱心に案内をします。

201705 kawasemi 230

それに加えて、車内限定のグッズやスイーツの販売促進など、彼女らは車内を忙しそうに行き来します。

JR九州が各路線で走らせる観光特急のアテンダント、いつもながらプロ意識が高いなと感じます。
どうすればこれほどモチベーションを維持できるのか、教育システムや給与体系など、つい仕事目線で
気になってしまいます(笑)

201705 kawasemi 150

このアテンダントの案内に加え、乗客の多くは中高年の女性とあって、車内では女性の声が弾んでいます。
こういう時、中高年の男どもは、すっかり圧倒されがち…(笑)

新緑を背景に、球磨川沿いを軽快に進む観光特急…

        201705 kawasemi 210

翡翠色が眩しい鉄道の旅でした。

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  1. 2017/05/23(火) 20:55:05|
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SL急行「かわね路1号」

見事な仕立ての藤棚…

201704 oigawa 105

風に房が揺れる様は、いつまで見ていても飽きない光景。

この藤棚、有名なフワラーパークや名高い庭園のものではなく…

201704 oigawa 100

「大鐡」こと、静岡県西部を走る大井川鐡道のSLの始発駅、新金谷駅の藤棚。

平成29年ゴールデンウィークの前半、天気に恵まれたこの日、藤棚の下では、11時52分発のSL急行「かわね路1号」
の発車を待つ多くの人々が、お弁当を食べたりして過ごしています。

やがて、遠くで「ボーッ」と汽笛が鳴るのが聞こえ、そちらへ早足で近づいてみると…

201704 oigawa 110

今日のSL急行のけん引役の「C10-8」号機が、蒸気を吹かせてスタンバイ。
昭和5年製造のこの機関車は、大井川鉄道のSLの中でも最古参、実に車齢87歳にもなりますが、
真っ黒の老体が、シュー、シューと蒸気を吹き出し、動輪が重々しく動く様は、まるで生き物のようです。

そして、出発の25分前になると、新金谷駅のホームに7両の客車を連ねたSL急行が入線…

201704 oigawa 130

上の写真ではカットしたものの、実際の風景は、引いてみると…

201704 oigawa 300

家族連れがSLの正面で写真を撮るために、順番待ちの長蛇の列をなしていますが、皆、笑顔が良い感じ^^

重厚なチョコレート色の旧型客車を連ねた急行…

   201704 oigawa 140
          201704 oigawa 220

先頭の7号車は、その中でも昭和16年製のもので、高い天井の車内は、木製でひときわクラシカル。
電灯もオレンジ色のぼんぼりタイプと、タイムスリップしたかのようなこの車両は、映画やドラマのロケでも
よく使用されているとのこと。

やがて、長い汽笛の音とともに、ガクンという衝撃が走り、急行列車は出発。
しばらく金谷の市街地をゆっくり走り、頭上を新東名高速が過ぎ去ると、車窓はにわかに鄙びたものとなり、
右側の車窓に大井川が広がり始めます。

201704 oigawa 180

広い河原にしては少ない水量ですが、これは伊勢湾台風以降に治水ダムが複数造られたためとのこと。

かつては、河原に流木が多数あり、昭和20~30年代までは、家庭用の煮炊きの薪として流木を集めるのが、
当時の子どもたちの仕事だったと、年配の車掌氏が語ってくれます。

そんな味のある案内を聞きながらも、時刻はちょうど昼時とあって、事前に買っておいた駅弁を開けます。

    201704 oigawa 150
           201704 oigawa 160

竹の皮に包まれた「大井川ふるさと弁当」。
中身は大きなおにぎり2つに、小エビ、ヤマメの甘露煮、タケノコ、サトイモの煮物など、素朴な味わい。

自分は、JR線との乗り換え駅・金谷の売店で買い求めましたが、事前に電話予約しておけば、
予約している指定席にまで届けてくれます^^

その間も急行とは名ばかりのゆっくりしたスピードで進むSL列車、窓の外には、茶畑が広がります。

201704 oigawa 200

八十八夜も近いこの時期、茶葉も青々としています。
新金谷駅の土産物屋のオバさん曰く、平成29年の新茶は、この前日に初めて摘んだとのこと。

ちなみに、大井川沿いのこのあたりは、谷あいにあるため日照時間が短い上に、朝昼の寒暖の差が激しく、
川霧もあって、茶の栽培に適しているそうです。

やがて途中の停車駅、家山が近付くと、大井川に渡されたロープに多数の鯉のぼり…

201704 oigawa 190

川幅が広過ぎて、やや閑散とした印象があるものの、車内からはシャッター音が多数します。

この先、線路は勾配が増し、吊り橋や翡翠色のダム湖が現れます。

201704 oigawa 210

沿線では、随所で家族連れや、よく知られる川根温泉の露天風呂のお客さんが手を振ってくれるのをはじめ、
TVCMの山崎賢人風に列車と並走するバイクのライダーまでが、列車に向かって手を振るなど、お祭り状態…^^

レトロな旅情に浸りつつ、非日常の風景が繰り広げられる大井川鐡道…

     oigawa510-700.jpg

魅力の尽きないSL急行の旅でした。


 

  1. 2017/05/03(水) 19:17:35|
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桜快速  山中渓

そぼふる雨に鈍く光る峠の鉄路。
満開の桜並木の中を駆け上がってくるのは、和歌山行の快速電車…

201704 yamanakadani 125-2

大阪と和歌山の府県境、雄ノ山峠を越えるJR阪和線は、通勤電車と急こう配のアンバランスが、
魅力のひとつ。

中でもここ山中渓駅は、桜の名所として知られ…

201704 yamanakadani 150

2017年4月上旬の週末、ホームから手の届くところまで、桜が咲き競っていました。

こちらは、昭和生まれの通勤電車…

201704 yamanakadani 115

長年通い慣れたこの峠道から消えるまで、残された時間はあとわずか…

ベテランを追いやるのは、まだ新しい内装の香り漂うニューフェイス

201704 yamanakadani 180-2

新旧交代が進む峠道の顔ぶれ…

201704 yamanakadani 105

桜咲く、2017年春の山中渓


 

  1. 2017/04/21(金) 21:58:51|
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過疎の鉄路  名松線

通学の高校生でに賑わう朝の家城駅

20160907 meisyou 101

1日に路線全体で数百人しか利用のないこのローカル線で、唯一、賑わうひと時。

三重県の松阪から山間部の旧美杉村(現、津市美杉町)の伊勢奥津まで、43.5㎞を結ぶJR名松線。
平成21年秋の台風の水害により、途中の家城から伊勢奥津までが不通となり、一時はバス転換の方針が
打ち出されたものの、その後、地元の存続運動の結果、平成28年3月、6年半ものブランクののち復旧…。

まばらな乗客とともに降り立った終点・伊勢奥津駅の行き止まりの線路の先には、かつて使われていたSLの給水塔

20160907 meisyou 140-680

三浦しをんの小説「神去なあなあ日常」、映画「WOOD JOB」の舞台ともなった旧美杉村。
林業を基幹産業とするこの地域の人口は、林業の衰退とともに高度経済成長期以降、70%も減少し、
この駅の利用客に至っては、1日わずか20人程度…。

駅前には、本来、名松線が到達するはずだった名張駅に向かうバス停。

         20160907 meisyou 125

1日に1便という便数は、この地域において、公共交通機関の存在意義がなくなっていることの証左。

人影もない駅前通りの脇には、かつて映画館だった空き地…

20160907 meisyou 115

西国と伊勢を結ぶ伊勢本街道の宿場町として活況を呈したという奥津。
今や建物もまばらな街の一角には、レトロな看板…

       20160907 meisyou 130-2

JR東海や三重県、津市などが17億円かけて復旧させたものの、一説には、年間の営業収入4千万円に対し、
運営費用は、その20倍もの8億円といわれる名松線。
経費負担の少ないバスでなく、大量輸送を前提とした鉄道の復旧でなければならなかったのか…

       20160907 meisyou 155

答えは、気ままな旅人ではなく、地元の方が一番わかってらっしゃるのだろう…



 

  1. 2016/09/11(日) 15:34:23|
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