人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

北陸新幹線、温度差…  富山・金太郎温泉

金沢駅に到着した特急「サンダーバード」

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1964年(昭和39年)に誕生した前身の特急「雷鳥」以来、50年以上にわたり大阪と北陸方面を結んできたこの列車。
この先、富山まで向かう光景もあと2カ月余となりました。

向かい側のホームで出発を待つのは、2015年3月で列車自体が姿を消す特急「北越」。

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大阪と新潟を結ぶ特急として、1969年(昭和44年)に誕生した「北越」は、その後、運転区間を金沢-新潟へと
短縮したものの、こちらも50年にわたり北陸路を駆けてきました。
この日は、「北越」への惜別も兼ね、魚津の金太郎温泉をめざします。

半分程度の席を埋めるお客さんを乗せた列車は、金沢駅を出ると新潟までの停車駅を丹念に案内。
「柏崎12時56分、長岡13時23分、見附13時34分、東三条13時42分…」
もう聞くことのできなくなる車内放送に耳を傾けていると、右車窓に新幹線の高架橋が並走します。

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やがて倶利伽羅峠をあっけなく越え、高岡駅でカラフルな城端線のディーゼルカーを見送ると富山駅着。
在来線の線路脇には、新幹線のホームが要塞のようにそびえるなど、工事は大詰めの様子。
2014年末からは、本格的な試運転も行われ、新幹線開業に向けた準備は着実に進められているようです。

一方、これまで日本海縦貫線として活躍してきた北陸本線は、金沢から富山を経て直江津までの177.2km
の区間が廃止され、3セクに転換予定。
それまで旧国鉄時代のお古ばかりだった通勤車両も、新会社への引き継ぎを前提に一新されています。

そんな光景を目に焼き付けつつ、降り立ったのは、富山から「北越」でひと駅目の魚津。

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古くは大正時代の米騒動、近年では蜃気楼やホタルイカで知られるこの街ですが、北陸新幹線は素通り。
なんとなくガランとした風情の駅前から、金太郎温泉をめざし、タクシーに乗り込みます。

タクシーの運転手氏に新幹線について尋ねると、このあたりでは、新幹線開通への機運が盛り上がらず、
魚津の最寄り駅「黒部宇奈月温泉駅」周辺は、開業2カ月前にも関わらず、コンビニすら立地していない
とのこと。

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それに比べ、富山県西部の高岡では、2014年暮れに発表された新幹線のダイヤで、いわゆる速達型の
「かがやき」の定期便が、新高岡駅に停車しないことが判明し、官民挙げて「かがやき」停車に向けて
巻き返しに動いているとのこと。
「温度差っていうのですかね、それがスゴイのですよ…」と、運転士氏は、どこか醒めた風に語ります。

そんな話を伺ううちに到着した金太郎温泉。

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金太郎温泉 カルナの館
所在地:富山県魚津市天神野新6000 
営業時間:8時30分~23時 最終受付22時30分
入浴料: 1日 1,640円  3時間 1,030円 1時間 720円 (2015年1月)

日帰り入浴専用の「カルナの館」は、ホテルに併設された平屋の建物で、大浴場脇には大きな食事処や
マッサージなどのリラグゼーションコーナーも充実し、地元の高齢者の方を中心に賑わっています。

天井の高い大きな空間の内湯から、露天風呂へ出てみると、岩を背景にした湯舟が、強い硫黄の香りの
青白い湯で満たされています。

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泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型)  源泉温度:75度

四国を中心に全国各地から集められたという岩の中に、こんこんと注がれる湯は、とても塩辛い風味。

このカルナの館については、映画館のような休憩室もあり、ゆっくり半日程度は楽しめるように思います。
ただ、館内には新幹線開通の告知や派手なPRなども見かけなかったような気がします。  
魚津の方にとっては、一年に数回、利用するかしないかの新幹線より、通勤や通学の足である北陸本線が
3セクになり、定期代が大きく跳ね上がることの方が、関心事なのかもしれません。

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改めて、タクシーの運転手氏が口にした「温度差」という言葉、自分には、関西における北陸新幹線に対する
言葉として響きます。

それまで関西経済圏だった富山、石川はおろか、福井までもが首都圏に吸引されることへの危機感の欠如…
北陸新幹線の大阪-敦賀間のルート選定に際し、長引く利害対立による関西と北陸の絆の弱体化…

福井県が新幹線の延伸前倒しに躍起になっているのに対し、関西の政財官の北陸新幹線への無関心ぶりに
言葉がありません。

…と、日本海から吹き付ける冷たい北風のもと、湯気の立つ金太郎温泉に浸かっていると…

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やはり「温度差」という言葉が浮かびます…
              

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  1. 2015/01/14(水) 20:11:27|
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富山・庄川湯谷温泉

北陸道・砺波インターから庄川沿いの国道156号線を山間部に分け入っていきます。
途中、左折して国道とは対岸に渡り、この看板が見えると庄川湯谷温泉に到着です。

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実は、砺波インターを下りた時点で、日帰り入浴の確認の電話を入れたところ、
「今日は日帰りはちょっと…。ヒトハイリなら可能です。」と言われ、「ヒトハイリ…???」と、最初なんのことだか分りませんでした。
要するに、お風呂に入るだけで、部屋で休憩や食事をしないなら可能とのことで、安堵してこちらにやって来ました。
湯谷温泉の衛兵とも言うべき、私設バス停。

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私設バス停の由来は調べてみましたが、よくわからず…。このすぐ横の小道を下っていきます。

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下り坂はけっこうな勾配。残暑も峠を越したとはいえ、木々の緑は新緑のように鮮やか。

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そして100m足らずも行くと、木々の間からちらちら見えていた庄川湯谷温泉の建物がその全貌を見せてくれます。

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所在地: 富山県砺波市庄川町湯谷235
日帰り入浴時間 9:00~16:00 (要確認) 木曜休み
入浴料:500円 

玄関の引き戸を開けて、声を掛けてみましたが、どなたも出てこられません。

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足元を見ると…

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セルフの料金収受。
先ほどの私設バス停、この料金システムといい、帰宅してから、他の方のホームページを見たら、皆さん申し合わせたように、同じ風な写真撮られているんですね…^^;
特徴がなくて申し訳ないです。2012年9月時点報告とご理解ください。

長い廊下を進んで行きます。

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思いのほか長い道のりです。途中、湯治客用の調理場。

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年末などは農閑期の地元の皆さんなどで賑わうのでしょうか…。
昔一度、宿泊予約の電話を入れようとしたら、女将さんらしき方が何度も繰り返し、「ウチは普通の温泉旅館のようなことはないのでご理解ください。」と、恐縮しながら話しておられた記憶があります。私には十分くらいの施設ですが…(笑)

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客室もかなり年季が入っているようですね。
ようやく廊下が尽きた所で、コンクリートの階段を下って行きます。

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途中、庄川の小牧ダムがよく見えます。
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階段は男女で別れ、下りきったところに脱衣所があります。

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階段の踊り場といった感じですね。
そして見下ろすように浴室へ 

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泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
源泉温度:39度

階段から見下ろすこのカットも皆さんと同じですね。いやぁ、でも実際来てみるとスゴイ!
これがその源泉噴き出し口。

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ドバドバというレベルを超えています。湯はかすかに硫黄臭がします。
オーバーフローも半端ではありません。

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あふれる湯で、もはや洗い場と湯船の区別がつかないです。
どうやって体洗うのかと思いましたが、壁のちょっとした空間には常連さんの物か、宿の物かわかりませんが、シャンプーが置いてありました。

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こんなところでシャンプーって?でも、オーバーフローの勢いがあるから、泡も逆流せず排水口へ流れるのでしょうか…。本当に不思議な造りです。
見上げるとこんな感じで…

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鄙び感満載というか、夜など独りで入るとどんな雰囲気なんでしょう…
そしてここは泡つきも良い…、しかし何度やってみても写真にうまく収めることはできませんでした。

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ヌメリ感のある湯は湯温もぬるめで、長湯にも向いています。

階段を登る途中、川から気持ちよい風が吹きます。

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今の時代に貴重な温泉、いつまでもこのスタイルを守ってくださることを願っています。

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  1. 2012/09/23(日) 22:32:31|
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続・立山砂防工事専用軌道と立山温泉跡

「天崖の湯」の足湯

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 123

せっかくの貴重な温泉体験ですが、さすがに熱い湯には長い時間浸かれず(笑)
ここからバスに乗り、カルデラ内の山道を行きます。

ぐんぐん高度をあげ、途中見晴らしのきく地点で停車。
左下の堰堤の左隅に先ほどの天崖の湯が小さく見えます。

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 127

崩壊した山肌が茶色く、峻嶮な峡谷を形成しています。

そして、トロッコからも見えた白岩の砂防ダム

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 126

このダム6段ものダムからなっており、全て合わせると落差108m。
貯められる砂は100万㎥。立山カルデラの膨大な土砂の流失を食い止めています。
遠目にも無機質の構造物に、力強さと覚悟を感じます。
昭和14年に完成。昭和初期の砂防ダムとして登録有形文化財になっています。

そもそもこのカルデラ内の崩壊は、幕末の安政年間におきた飛越地震による鳶山の大崩壊、「トンビ崩れ」が始まりと見られています。
この時に崩壊した大量の土砂が押し寄せた立山温泉では、30余名の死者を出しました。
また、この時に幾つもの堰き止め湖ができ、その後の余震で決壊。大量の土石流が常願寺川に沿って富山平野に流れ込み、甚大な被害をもたらしました。
(2011年に紀伊半島を襲った集中豪雨でも幾つもの堰き止め湖ができ、長期間厳戒態勢が敷かれたことは記憶に新しいところです。)

また、明治時代末期を舞台に、近年映画化された、新田次郎の小説「劒岳・点の記」では、このトンビ崩れの遠因について、佐々成政の「さらさら越え」を例にあげています。

「さらさら越え」は、領地の東西を敵に塞がれた佐々成政が、浜松の徳川家康に助勢を請うため、真冬の立山連峰のザラ峠を越えたという史実です。
冬山装備などない時代のこと、当然ながら数多くの死者を出すことになり、雪融け後に死者を荼毘に付すために、このあたりの樹木を多数伐採したため、地盤が弱くなった…という話が記されています。

さらに山道を進み、「六九谷展望台」から浄土山方面を望みますが…、

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 128

残念ながらガスがかかり、稜線は望めません。
「六九」とは1969年(昭和44年)の豪雨で崩れた谷を望むことからついた名前だそうです。

ここは松尾平の堰堤

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 130-3

この上部でも重機が多数、工事をしています。

次に堰き止め湖のひとつ「どじょう池」に向かいます。

湯川にかかる吊り橋

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 133

完全にへっぴり腰ですね(笑)
見下ろした感じは…

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 141

さほど高くはないです。

とんび崩れによる大量の土砂が湯川を堰き止め、下流に甚大な被害をもたらした堰き止め湖の名残である「どじょう池」

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 136

周囲は190m×110mほど。今は訪れる人もなく、夏の日差しを浴びながら静かな水面をたたえるだけ。

ちなみにどじょう池とは、立山温泉の宿で出すどじょうを養殖していたからだとか。
年々、堆積物が底に溜まり、やがては沼になる運命かも…。

そして、立山温泉跡へ

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 145

立山温泉は1580年に発見され、最盛期の時期の夏場には500人もの客で賑わったとのこと。
源泉温度は60度あったそうですが、昭和44年の集中豪雨で、登山道が崩壊、48年に閉鎖。
残った建物は、昭和54年には焼却処分されました。
往時の全容のイラストを立山カルデラ博物館のパンフレットから引用させていただくと…

DSC09644.jpg

かなり大規模であったことが伺えます。
前述のとおり、安政5年の飛越地震の折には、ここ立山温泉も数十mの土砂に埋まったとのこと。

また、「劒岳・点の記」では、劒岳初登頂をめざす柴崎芳太郎一行がこの立山温泉を測量と登頂のベース基地として使っていましたが、湯治客と工事関係者で人が溢れたため、主人公達一行が電灯もない湯治宿での滞在を強いられる場面が出てきます。
そう言われると、500人もの宿泊客が押し寄せたというには、規模が小さいように思えます。

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 144

長年の風雨と豪雪にさらされたコンクリートを見ながら、往時はここで湯治客がどんな思いで湯を楽しんでいたのか、熱い源泉の湯気の中、浴室は富山弁の喧騒が響き渡り、浴槽には順番を争うように湯治客や工事関係者がぎっしり並んでいたのか…、など思いを馳せてみます。

帰りはバスで日本最大級の人造湖有峰湖を経由で出発点 砂防博物館へ帰着。

トロッコと温泉跡と普段一般人が足を踏み込むことができない大規模砂防の最前線の見学会、本当に貴重な経験をさせていただきました。

※以上は、2008年8月の訪問記です。

見学会の詳細は国土交通省立山砂防工事事務所のホームページで確認ください。

実際に足を運んでみての感想として、現地はあくまでも砂防工事現場の最前線であり、普段乗れないトロッコや秘湯跡見たさの物見遊山の気分はすぐに失せたような気がします。

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 094

また、現地に入られる際には、富山で「オロロ」と呼ばれるアブにご注意を!
谷に多く棲息する吸血虫で皮膚を食い破り、集団で襲ってくることもあるそうで、見学会参加には長袖長ズボンが必須です。

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 099

蛇足ですが、写真はブログ掲載など念頭になかったもので、愚息が被写体の中心になっております。
この4年間ですっかり成長し、反抗期まっただ中の愚息。
記事を作成しながら、4年前はこんなにあどけなかったのだな…としみじみ思いました。

08年7,8月 湯平 立山 河鹿の里 海 135


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  1. 2012/08/27(月) 20:54:20|
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立山砂防工事専用軌道と立山温泉跡

年間百万人もの観光客でにぎわう立山黒部アルペンルート。
その南側に位置する「立山カルデラ」は東西約6.5km、南北約4.5kmの規模の巨大なくぼ地です。

カルデラの内部は、崩壊を繰り返し、大雨のたびにその土砂が常願寺川下流域に流れ出して、甚大な被害をもたらしてきました。そのため、カルデラの中では、100年以上もの間、大規模な砂防工事が進められています。

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また、内部では数カ所の温泉が湧出し、かつては立山温泉として湯治客や登山客、砂防関係者で賑わいましたが、アルペンルート開通を目前にした昭和44年の大雨で登山道が流失。
昭和48年にはアルペンルートの賑わいの陰で閉鎖されてしまいました。

今では、砂防工事関係者しか立ち入れないこのエリアに、砂防工事専用軌道、いわゆるトロッコ列車が敷かれており、わずかに一般人が乗車できる機会があります。

これは毎年7~10月にかけて10数回実施される「立山カルデラ砂防体験学習会」というもので、各40名の募集に対する申し込みが多数となると抽選。
ちなみに平成23年度倍率は、最低2.2倍から最高7.5倍。平均して4倍程度。
しかも雨天や林道・トロッコ軌道の状況により中止になる場合があり、その実施率は55%。すなわち、申し込んで実際に足を運べるチャンスは約8分の1程度の確率となります。

さらには、参加資格に、以下の参加者心得を守られる方として、
「見学地は国内有数の崩壊地であり、現在も大規模な砂防工事が行われている現場です。また、トロッコは工事専用であり乗客用には作られておりません。
この見学会には危険が伴う場合があることをあらかじめご承知のうえご参加ください。
なお、参加者には体験学習会当日にこのことについて同意のご署名を頂きます
。」
と、示されています。

難関を突破した上で、命の保証はしないというトロッコに、なんと初めての応募で当選!
しかも第1希望である往路がトロッコで帰路がバスのパターンのチャンスに恵まれました。

集合受付は、富山地鉄終点の立山駅のそばの「立山カルデラ砂防博物館」玄関前
8月の某日、高まる期待を胸に受付を済ませ、ここで危険承知の宣言文に署名捺印して提出。
黄色いヘルメットもここから着用です。

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我々の行程としては、おおむね 9:30 に博物館集合、オリエンテーションののち、
10時過ぎに千寿ガ原から トロッコ乗車。
終点 水谷平で昼食後、徒歩で「 天涯の湯」へ向かったのち、バスに乗車。
その後はカルデラ内部をバスや徒歩で巡り、「どじょう池」の次に立山温泉跡へ。
最後に有峰湖畔の記念館に立ち寄り、夕方5時頃に 博物館に戻るというものです。

砂防工事専用軌道の出発点である千寿ガ原の全景

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標高は476m。ここは車両基地

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少し見えにくいですが、小さなトロッコが見えます。
ここから約1時間45分かけて、標高1,116mの終点水谷平をめざします。
平均勾配は35.5‰、最急こう配は50‰。名物のスイッチバック(急なこう配を登るため、進行方向を変えながら登る線路)はなんと全部で38段。
小さなトロッコが繋がれた列車の前で記念撮影。いざ出発!

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車内はかなり狭く、がたがたと振動と音もにぎやか。
スイッチバックの時は、このように後ろに乗った係員の方がブザーで合図しながらバックで進みます。

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線路の保守作業もいたる所でなされています。
途中の詰所にはおばさん達がいて、緑の旗で安全確認します。

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スイッチバックを繰り返し、どんどん高度を稼ぎます。

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下を見下ろすと、今しがた登ってきた線路がこんな風に…

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ジグザグに進む線路、普通の鉄道では見られない風景ですね。

眼下に流れるのは常願寺川

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白っぽい大きな岩がごろごろしています。
ヘアピンカーブの進路に赤い鉄橋が見えてきました。

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こうした鉄橋は冬の積雪前にはずしてしまうのだそうです。

そして、世界一の連続18段ものスイッチバックを誇る樺平

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残念ながら、かなり樹木が茂り、線路を確認するのは難しいです。

終点手前で白岩の6段砂防ダムが見えます。

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ここで小さなディーゼル機関車前で記念撮影

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この日の機関車は「立山号」。ここの機関車は1台1台クセがあり、運転手は細心の注意を払いながら運転されるそうです

そして1時間45分のトロッコの乗車の終点、水谷平に到着

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標高は1,116m。ここはそれまでの峻嶮な渓谷と異なり、かなり開けており、周囲には工事関係者の詰所や診療所など多数の建物があり深山の奥とは思えないほどです。
改めて注意事項を伝達され

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ここで各自が持参した弁当で昼食ののち、歩き始めます。
まずはトンネル

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入り口には信号があり、片側一方通行になっています。
ここはもともと専用軌道用のトンネル、まだ線路も敷かれています。
ひんやりとしたトンネルの中を懐中電灯を頼りに進みます。

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トンネルを抜けると「天崖の湯」
白岩砂防ダムの工事関係者用の温泉ですが、ここは足湯も併設されています。

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源泉はここから800m上流の泥谷にあり、ホースでここまで引き入れているとのこと。
湯は無色透明、臭いはあまり感じませんが、かなり熱く、44度くらいはあります。長くつけると足が赤くなります。

(つづく)

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  1. 2012/08/26(日) 12:41:49|
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プロフィール

HAM1826

Author:HAM1826
季節の草花、温泉、旅行記をはじめ、自分の気に入っている風景を写真日記風に綴っています。

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