人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

ツツジとシャクナゲの咲く山で… 倶留尊山

奈良・曽爾高原の亀山峠から続く稜線上の道…

201705 kuroso 105

左手の斜面下から上がってくる小学生たちのにぎやかな声を聞きながら、徐々に勾配が増す道を進みます。

この先、奈良と三重の県境に続く道は、視野が開けて開放的だったものから一転、針葉樹の森へと続き…

  201705 kuroso 101
           201705 kuroso 102
  
右手の木の間越しには、三角錐の山容が美しい局ヶ岳(つぼねがたけ:1,029m)が見えます。

さらに勾配がきつくなる道を進むと、入山料(500円)を徴収する小屋が現れます。
平日にも管理人が常駐するのかな…と小屋の前に立つと、意外にも小さなおばあさんがちょこんと座っています。

「ゴメンネ、大きいのしかなくて…」と1万円札を差し出すと、「ありがとう、気ぃつけてな。」と、おばあさん。
お釣りを受け取りつつも、「(…このおばあさん、毎日、この山道を登っているのか…)」と、半信半疑の面持ちで
小屋の前から道を進み始めるや、小屋の裏手に、果樹園などでよく見かける、人荷用のモノレールが敷いてあり、
おばあさんを運んできたであろう小さなトロッコのような台車がありました^^

トロッコの傍らには、ツツジが咲き誇り…

201705 kuroso 120

さらにすぐ先には、二本ボソ山の山頂(996m)が現れます。

     201705 kuroso 115
           201705 kuroso 116

山頂からは、尼ヶ岳から大洞山に続く稜線越しに、かすかに伊勢湾、知多半島も望めます。

これまで登ってきた方向を振り返って見ると…

201705 kuroso 130

芝を刈ったような緑の斜面が続く曽爾高原・亀山がはるか足元に、その先には、三峰山、高見山を経て、
薊岳へ、さらには大峯山脈の主稜線が幾重にも重なります。
新緑のこの時期は、山の緑に濃淡があり、ひときわ美しいと感じます。

ここでようやく目的地の山、俱留尊(くろそ)山が目の前に現れます。

201705 kuroso 140

ずんぐりとした山容に見えますが、写真右手の三重県側の斜面は、高さ300m以上の断崖絶壁となっています。

昼食休憩ののち、俱留尊山へ。稜線上の道は、いったん急な坂道を下っていきます。
鞍部まで下りきる直前になると、シャクナゲの群落が現れました。

201705 kuroso 215

野生のシャクナゲ、この時は花が盛りで、色合いもほんのりピンク…

201705 kuroso 110

予期していなかった見頃のシャクナゲ、森が明るく感じられます。

ここから俱留尊山への登りは、一層急な道となり、これを登りつめるとようやく頂上へ…

201705 kuroso 200

標高1,037mの山頂は、木が覆い茂り、南から西方向以外の眺望は得られません。

その一方で、ツツジが多数咲き誇り…

       201705 kuroso 230-550
              201705 kuroso 210-550

緑とのコントラストを楽しみました。

ここで、三重県側から急な坂道を登ってこられたという方と、しばし談笑…。
スマホをかざすと山の名前が出てくるアプリで山の名前を確認されていたものの、いまひとつ画面表示が見にくく、
自分が知っている範囲内で山の名前をお伝えしました。

この方、名古屋方面から来られたとのことでしたが、柔和な表情が印象的…
山で天気が良いと、誰もが自然と笑顔になれるような気がします。

ちなみにこの方とは、一旦別れたのちも、帰路となる鞍部のシャクナゲの所で再び出会い、「きれいですねぇ…」、
「花の色も今が一番きれいで…」と褒め合いに(笑)

新緑の山を称して「山笑う」…

201705 kuroso 220

そんな時期にふさわしい山での出会いでした。



 

  1. 2017/05/20(土) 17:49:07|
  2. 近畿の山
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樹氷ハイク 奈良・明神岳

頭上に広がる樹氷…

201612 myoujindaira 110

年末年始の休みの山登りに選んだのは、この時期の雪山ハイクの定番、奈良・明神平。
駐車場から雪道を1時間余り進むと、すっかり白銀の世界

201612 myoujindaira 140

とはいえ、積雪はせいぜい10センチ。
4本爪のアイゼンに、スパッツなしで歩ける道は、快適そのものです。

標高が上がるにつれ、枝につく通称「エビのしっぽ」も、徐々に大きくなります。

201612 myoujindaira 120

やがて、右手側が開けると…

201612 myoujindaira 155

樹氷の間から薊岳の姿。
さらに右手遠くには、金剛、葛城の山並みも。

そしてゆっくり登ること、一時間半。前方の樹々が無くなり、視界が開けると、そこは誰もいない明神平…

201612 myoujindaira 170

気分も天気も最高だなぁ…
(つづく)


 

  1. 2017/01/02(月) 21:37:10|
  2. 近畿の山
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ススキ揺れる葛城山

水越峠から登った日は、あいにくの曇天であったため、後日、ロープウェイ側から葛城山を訪れました。

この日は、快晴に恵まれ…

20161203 katuragisan 1001-2

飛行機雲が流れる空を背景に、ススキが優しく揺れていました。

この日は広角レンズを使ったため、いつもとは異なる写真の仕上がり…?^^:

20161203 katuragisan 1003


明るい陽射しを受けて銀色に輝くススキ

20161203 katuragisan 1002


いつまでも観ていたい葛城山の初冬の風景…

20161203 katuragisan 1004

しばしの間とはいえ、胸がすくような気分に浸れました。



 

明日から、また週末勤務…orz
心が擦り切れないようにしたいね^^

  1. 2016/12/09(金) 22:06:17|
  2. 近畿の山
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点描  行者還岳

大峰山系にあって、鋭角のピークが目を引く行者還岳…

20150526 gyoujyagaeri 20

直下から見上げる頂は、意外とずんぐりした山容

宿り木の艶やかな葉…

20150526 gyoujyagaeri 15


人の少ない道は、快適な稜線漫歩…

20150526 gyoujyagaeri 445-2


果てしなく続く緑の森、山と谷、それに影を落とす雲…

20150526 gyoujyagaeri 45


明るい陽を透かす葉…

20150526 gyoujyagaeri 35-2


ナイフリッジ状のピークから望む稲村ヶ岳…

20150526 gyoujyagaeri 10


五月の大峰山系…

20150526 gyoujyagaeri 788

光と緑のシンフォニー



 

  1. 2016/05/20(金) 20:37:45|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:2

行者還岳から七曜岳

大峰奥駆道上に続く登山道。
行く手の前方には、鋭角の山容が人目を引く大普賢岳…

20150526 gyoujyagaeri 135

スキップでもしたくなるような、心地良い尾根伝いの道を進みます。

やがて行者還岳を背景に、立派な「行者還小屋」が現れます。

20150526 gyoujyagaeri 160

平成15年に建て替えられたというログハウス風の小屋。
中に立ち入ると、綺麗に掃除され、蛇口の水もしっかり出ました。

この小屋から先、それまでの稜線の快適な道から様相が一変。
登山道が、梯子とともに流失していたり…

      20150526 gyoujyagaeri 201
               20150526 gyoujyagaeri 200

何段もの梯子が連続する区間が現れます。

やがて目の前が明るく開けると、行者還岳の肩の部分にあたる分岐点へ。

    20150526 gyoujyagaeri 210-2

このあたりのシロヤシオは、花つきが見事…

20150526 gyoujyagaeri 205

無数の花が、周囲をぱっと明るく照らしているかのようです。

肩から数分登れば、シャクナゲに囲まれた広場状の行者還岳山頂に到着。

     20150526 gyoujyagaeri 215-2
              
残念ながら、周囲の視界は樹木に遮られ、わずかに大普賢岳方面しか眺望を得られません。

     20150526 gyoujyagaeri 209

ここで、吉野から熊野まで単独行で奥駆道を行く方としばし歓談。
5日以上の野営に備え、全ての装備を軽量化するため買い直し、10万円近くかかったと
笑顔で語るオジサンの充実した表情が、とても眩しく感じられます。

     20150526 gyoujyagaeri 220

日も長く、新緑やシャクナゲ、シロヤシオの咲く時期に奥駆道を踏破するのは、最高でしょうね^^

行者還岳の頂を辞し、肩から先、さらに足を伸ばして七曜岳を目指します。
途中、右手には遠く大台ケ原の稜線…

20150526 gyoujyagaeri 225

この先、和佐又山からの道と合流し、足を滑らせると谷に滑落しそうな急登を突破すると、ひょっこり七曜岳の頂へ。

20150526 gyoujyagaeri 245

樹木が茂るものの、ここはナイフ状の細い稜線上の狭い山頂。

西側の足元には、神童子谷が切れ落ち…

20150526 gyoujyagaeri 250

バリゴヤの頭、さらにその先には川迫川の刻む谷が続きます。

南側には、弥山の大きな山容…

20150526 gyoujyagaeri 230

五月の大峰山のパノラマ、弁当を食べながら、たっぷりと堪能しました。


 

<山行記録>
   行者還トンネル東口 7:50 ~ 一のタワ(奥駆道) 8:52 ~ 行者還小屋 10:13 ~ 行者還岳 10:40 10:53
  ~ 七曜岳 11:49 昼食 12:29 ~ 行者還小屋 13:33 ~ 奥駆道出合 15:06  ~  行者還トンネル東口 16:23

  1. 2016/05/17(火) 22:11:07|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0
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