FC2ブログ

人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

ススキの原  奈良・葛城山

大阪と奈良の府県境、水越峠から急登を40分ほど登ると、東側の眺望が開ける。

201811 katuragisan 100

かなたに連なる台高山地の山並みの中で、ひときわ端正な高見山。
手前には、パラグライダーが、小春日和の暖かい上昇気流を受けて、気持ち良さそうに浮かんでいる。

しばらく緩やかな道を進むと、眼下に奈良盆地が広がる展望台に…

201811 katuragisan 120

ここは、斜面の草木が刈り取られ、まるで緩やかなジャンプ台のようになっている。
先ほどのパラグライダーも、ここを発射台に滑空していったものと思われる。

目指す葛城山の頂上が近づくと、南東遠くに大峰の主稜線…

201811 katuragisan 130

ススキの揺れる中、山上ヶ岳、弥山、八経ヶ岳のスカイラインが碧く浮かぶ。

頂上のポイントのひとつ、落葉松の並木…

201811 katuragisan 110

うっすら雲がかかる空に向かって、すっくと伸びるさまは、いつ見ても爽快だ。

頂上までの最後の登り道は、一面のススキの中に続く。

201811 katuragisan 140

振り返れば、銀色に輝くススキの海原、そして、恰幅のある金剛山の山容…

201811 katuragisan 150

秋晴れの日、汗をかいて登った末のご褒美…


にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ
にほんブログ村

  1. 2018/12/02(日) 00:37:54|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0

気持ちに余裕のない登山の先に… 奈良・明神平

奈良・明神平へ続く登山道は、落ち葉が敷き詰められた林道歩きから始まる。

     201811 myoujinndaira 100

時刻は午後2時近く。登り始めるには、かなり遅い時間で、下山してくる登山者からも奇異な視線で
見られているような気がする。

そんな中、大又川に沿って荒れた林道を、滝や紅葉にカメラを向けつつ進む。

  201811 myoujinndaira 110-2
         201811 myoujinndaira 120

この日は、当初、同じ台高山地の白屋岳を登る予定が、アプローチの林道があまりに狭小で断念…。

次に、木ノ実矢塚から薊岳を目指すべく、林道麦谷線に入ったものの、ここ数年来の道路復旧工事が
まだ完結しておらず、再び断念…。

結局、明神平の登山口の駐車場には、午後1時半過ぎに到着。
当初、車で林道をできるだけ詰めた上でのお気楽登山のつもりだったため、ヘッドランプも持っておらず、
夕暮れまでに片道1時間半の明神平まで行って戻るには、時間の余裕はほとんどない。

普段以上に早足で明神谷を詰め、徒渉を突破し、ジグザグの坂を駆け上がるように登ると…

201811 myoujinndaira 130

広葉樹がすっかり葉を落とした森は、明るい冬の装いになっている。

年中涸れることのない水場を越え、落ち葉をカサカサ踏みしめ、最後の登りを登り切ると…

201811 myoujinndaira 160

青空に下に広がる明神平の眺めに、心も解き放たれるようだ。

明神岳方向を見上げると、葉を落とした広葉樹の森が、柔らかい毛皮のコートを身にまとったように…

201811 myoujinndaira 170

西側に目を転じると、稜線の彼方に頭を出す薊岳…

201811 myoujinndaira 180

いつまでも名残は尽きないが、夕暮れまでに戻らねばならず、15分程度の滞在で下山を開始。

スムーズな足運びで、森を駆け降りる。

201811 myoujinndaira 200

そして、このあと、ジグザグの急坂の最後に差し掛かったところで、悲劇に見舞われる。

落ち葉に隠されていた木の根に足を取られ、しまったと思った瞬間、山側に転倒。
そのはずみで、山肌から伸びていた木の枝が右耳の奥まで、ずっぽりと入ってしまったのだ。

右耳の奥に激痛を感じ、鼓膜を破いてしまったかと覚悟しつつ、ゆっくりと枝を耳から抜くように立ち上がったが、
右耳は、ビーンと音が鳴って、しばらく聞こえない状態に…。

両手にストックを持っていながら、時間的な焦りから慎重さを欠き、転倒したことを激しく後悔するとともに、
反対の谷側に転倒していれば、10m以上滑落してもおかしくない場所だけに、助かったとも思う。
ただ、30年ほど山歩きをしていて初めての経験に、少なからずショックを受ける。

幸い、足腰はなんともなく、下り続けるのに支障はないものの、時刻は既に3時半過ぎ…。
耳の痛みをこらえつつ、誰もいない山道を下り続けることに、急速に不安を感じ始める。

このあと、右耳の聴力は徐々に回復し、夕暮れまでに駐車場に戻ることができ、車を2時間ほど運転して帰宅。

夕食後には痛みも和らぎ、出血もなく、ひとまず日常生活に戻れたかと思っていたところ、翌日、受診した耳鼻科で、
「これ、相当痛かったでしょう。」と、血まみれの鼓膜や、ひどく傷ついた外耳道の画像を見せられ、茫然…。

鼓膜が破れているか否かは、かさぶた状の血の塊が取れてから再受診、それまでは点耳薬を処方することに。

以後、聞こえ方に異常はなく、自分の中では治癒したと自覚しつつも、反省することの多い山行となった。

あまりにお粗末なことに至った原因はただひとつ…

201811 myoujinndaira 140

山登りは、時間と心に余裕を失った瞬間、危険で無謀な行為に豹変してしまうことだろう。


にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ
にほんブログ村

  1. 2018/11/25(日) 22:04:05|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0

屏風岩、住塚山、国見山

柱状節理を彩る紅葉…

201811 byoubuiwa 125

奈良県東部、ススキの大草原で知られる曽爾村の西部に位置する屏風岩は、長さ2㎞にも達する断崖。

201811 byoubuiwa 100

その足元の屏風岩公苑は、春は桜、秋は紅葉スポットとして賑わい、この期間は駐車場も有料(2018年時点500円)となる。

大きな望遠レンズのカメラマン達を横目に、登山道を進むと、やがて針葉樹の急登となる。

201811 byoubuiwa 102

小枝が綺麗に打ち払われ、手入れが行き届いた美林だが、9月の台風に伴う倒木も目立つ。

      201811 byoubuiwa 103

時々、倒木を乗り越えたり、時に迂回したりと、コースタイムが思うほど短縮できない。

針葉樹の急登を終え、稜線伝いの道を進み、頭上が明るくなると第一の目的地、住塚山に到着。
標高1,009mの山頂から東側を望むと、錦秋の山々が広がる。

201811 byoubuiwa 105

手前に起伏の激しいのは屏風岩上部の稜線、その奥に存在感のある古光山。
さらに奥には、大洞山から尼ヶ岳の稜線、最奥は局ケ岳だろうか。
南側には、高見山から池木屋山、南東には大峰の主稜線も望める。
ただ、住塚山頂のシンボルである大きな松は2本とも、幹が折れ、無残な姿をさらしている。

ここで10分ほど休憩ののち、国見山を目指す。
道は明るい稜線の上り下りが続く。

      201811 byoubuiwa 110

この先、ロープの伸びる岩場が次々と現れ、ほどよい緊張感が続く道を登り切ると、国見山の頂。

201811 byoubuiwa 115

標高1,016m。乾いた広場の山頂からは、名張方面の市街地、鈴鹿の山々が望め、さらに東に目を転じると…

201811 byoubuiwa 120

倶留曽山からの稜線が、日本ボソ山の三角錐へと伸び、さらに右側の黄土色の草原、曽爾高原へと続いている。

秋晴れのこの日、曽爾高原は駐車場へ入る車で渋滞しているのだろうなぁ…などと思う。
ひるがえってこちらは、屏風岩で10人ほどハイカーやカメラマンに出会ったものの、登山道では単独行の男性と
すれ違っただけ。

山頂からの眺めをしばし満喫した後、登ってきた道を住塚山へと引き返し、屏風岩を仰ぎ見る公苑まで戻る。
屏風岩を彩る紅葉は、西日で黄色味を増し…

201811 byoubuiwa 130

公苑の南側に広がるススキの群生の向こうには、台高の山並みが続く。

201811 byoubuiwa 135

銀色のススキの穂、深い緑の山襞、静寂に包まれた秋の山…


にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ
にほんブログ村

<山行記録>
 2018年11月上旬 快晴
 屏風岩公苑 12時35分 ~ 13時8分 住塚山 13時18分 ~ 14時1分 国見山 14時12分 ~ 15時32分 屏風岩公苑

  1. 2018/11/18(日) 17:11:45|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0

ススキの穂揺れて… 観音峰展望台

観音峰へのアプローチは、駐車場脇から伸びる吊り橋から始まる…

201810 kannonmine 100-2

奈良県天川村洞川は、標高約800m。10月中旬とはいえ、周囲には色づき始めた木々も見られる。
この吊り橋は、県内屈指の紅葉で知られるみたらい渓谷につながる遊歩道も兼ねていることから、
気の早い紅葉狩り客も見かける。

遊歩道を右に分けると、観音峰への道は、杉・ヒノキの植林の中に続いている。

      201810 kannonmine 105

木の根の張り出す道を進むと、水場が現れる。

201810 kannonmine 110

駐車場からここまでは約20分。
こんこんと湧き出る観音水で喉を潤し、さらに進むと第1展望台へ続く道を左手に分ける。

針葉樹から明るい広葉樹の森へ変わると、石積みが現れ、山中に不釣り合いな和風の建築物が…

201810 kannonmine 120

南北朝ゆかりの神社跡に建てたとされる休憩所。
登り始めた時刻が午後2時と遅かったため、建物内も周囲の広場にも人影はなく、静寂の中、
時折、鹿の鳴く声がこだまする。

ここから急な石段を登り、再び針葉樹林帯に入ると、ジグザグに続く道となる。
いつまで続くのかと思い始めた頃、行く手が明るくなる。

201810 kannonmine 127

階段を登ると、にわかに眺望が開け、目的地である観音峰展望台に到着。

201810 kannonmine 140

登山口の駐車場からは約1時間20分。ほど良い疲労感と達成感の中、銀色のススキの穂が揺れる。

標高1,208mの展望台からは、東北から南、北西側にかけて大峰山系の雄大な眺望が広がる。
真っ先に目が行くのは、大日山の岩峰から続く稲村ヶ岳、バリゴヤの頭の稜線…

201810 kannonmine 155

時刻は午後3時半。すっかり傾いた陽が、針葉樹の山肌の襞を浮かび上がらせる。

南側には恰幅のある弥山、頂仙岳の稜線

201810 kannonmine 165

北西側には、金剛、葛城のパノラマが広がる。

ススキの穂は、まだ吹き始めたばかりなんだろうか…

201810 kannonmine 150

写真に夢中になっていると、谷間からひときわ甲高い鹿の鳴き声がこだまする。

201810 kannonmine 145

静かな山行、2018年の秋…



にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ
にほんブログ村

  1. 2018/10/27(土) 15:44:59|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0

孤高の山 学能堂山

針葉樹の森に射しこむ朝の光…

    201803 gakunodo 110

奈良県の最東端、御杖村の神末集落の林道脇に車を停め、人工林の森を1時間あまり登りつめると、小須磨峠に到着

201803 gakunodo 120

この先は、広葉樹の稜線伝いに道が続く。

201803 gakunodo 125

雪が残る道を進むと、目指す学能堂山の恰幅の良い山容が姿を現す。

201803 gakunodo 130

再び針葉樹の森の道を進み、頂上直下のぬかるんだ急登を一歩一歩登ると、青い空が頭上に広がる。

201803 gakunodo 135

後ろを振り返ると、登ってきた稜線のはるか向こうに高見山の端正な姿…

201803 gakunodo 145

稜線で鹿の群れと出会ったのち、学能堂山の山頂に到着

201803 gakunodo 140

昭文社の登山地図にも名前がなく、登山者も少ないことから「不遇の山」とされる学能堂山。
360度の展望が広がる山頂には誰もおらず、雄大なパノラマを独り占め。

201803 gakunodo 150

ただ、多くの人々の登攀対象にならないことをもって、「不遇」と称するのは、いかがなんだろう…。
三峰山から望む山容も美しく、どこかアカデミックな響きを持つ学能堂山、自分は孤高の気高さを感じるのだが…

東南側には、ピラミダルな山容の局ヶ岳(つぼねがたけ)

201803 gakunodo 155

次は、あの山にしようか…

201803 gakunodo 165

2018年になって、毎週のように通い詰めている室生の山々、その魅力は尽きない。



<山行記録・平成30年3月中旬>
 神末登山口 8:45  ~ 林道終点 9:12  ~ 小須磨峠 9:46  ~ 学能堂山 10:54 昼食・休憩 11:45  ~
  ~  小須磨峠 12:32 ~  神末登山口 13:06



  1. 2018/03/26(月) 00:05:18|
  2. 近畿の山
  3. | コメント:0
次のページ

プロフィール

HAM1826

Author:HAM1826
季節の草花、温泉、旅行記をはじめ、自分の気に入っている風景を写真日記風に綴っています。

※稚拙なブログながら、写真・記事の無断引用はご遠慮願います。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

季節の花木 (151)
春の花木 (7)
夏の花木 (11)
秋の花木 (5)
冬の花木 (2)
桜 (36)
薔薇 (16)
紫陽花 (11)
花菖蒲 (5)
梅 (6)
菊 (6)
秋桜 (6)
紅葉 (27)
樹氷 (9)
新緑 (4)
登山 (92)
百名山 【北海道・東北】 (12)
百名山 【関東・甲信越】 (47)
百名山 【東海・北陸】 (6)
近畿の山 (27)
国内旅行 (176)
花の旅(春) (10)
花の旅(夏) (30)
花の旅(秋) (8)
水辺の旅 (19)
イルミネーション (9)
クリスマスツリー (5)
夜景・ライトアップ (32)
北海道 (13)
大阪 (Dinner・Lunch) (7)
温泉〔国内〕 (212)
北海道の温泉 (15)
青森県の温泉 (2)
秋田県の温泉 (3)
山形県の温泉 (3)
福島県の温泉 (1)
栃木県の温泉 (7)
群馬県の温泉 (9)
東京都の温泉 (12)
神奈川県の温泉 (1)
山梨県の温泉 (3)
新潟県の温泉 (3)
長野県の温泉 (23)
富山県の温泉 (4)
福井県の温泉 (4)
静岡県の温泉 (2)
愛知県の温泉 (1)
岐阜県の温泉 (8)
三重県の温泉 (5)
滋賀県の温泉 (1)
京都府の温泉 (5)
奈良県の温泉 (5)
大阪府の温泉 (14)
兵庫県の温泉 (2)
和歌山県の温泉 (36)
岡山県の温泉 (2)
広島県の温泉 (2)
島根県の温泉 (2)
山口県の温泉 (5)
香川県の温泉 (1)
愛媛県の温泉 (6)
大分県の温泉 (8)
熊本県の温泉 (5)
鹿児島県の温泉 (12)
海外旅行 (24)
台湾の温泉 (4)
台湾旅行 (5)
オーストラリアの温泉 (3)
オーストラリアの海と島 (2)
マレーシア旅行 (10)
畑 (8)
RAILWAY (21)
未分類 (14)

FC2カウンター

フリーエリア

トリップアドバイザー
トリップアドバイザー
高山観光ホテル口コミ情報

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる