人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

「耕して天に至る」  三重・丸山千枚田 

国道169号で三重県に入り、県道40号線の細い道を看板に従って進むと、目の前が大きく開けます。

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「丸山千枚田」

所在地:三重県熊野市紀和町丸山
アクセス:車
名古屋方面から 熊野尾鷲道路・熊野大泊ICから国道42号、311号経由(約40分)
大阪方面から 国道169号から県道40号、または国道311号経由(約20~25分)

鉄道:JR紀勢本線・熊野市駅からバスで35分千枚田・通り峠入口下車、徒歩約30分

田の数と壮大な景観から日本一の棚田と呼ばれる丸山千枚田。
今や有名観光スポットにもなったせいか、眺めの良い2か所にベンチや東屋の休憩スペースが設えられています。

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ここから下を俯瞰すると、水が張られた細く長い無数の田が、細胞のセルのようにも見えます。

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今から400年前、既に2,240枚もの水田が築かれていたという壮大な規模の棚田。
高齢化や減反政策のあおりを受け、約20年前には、その数が4分の1以下の530枚までに激減したものの、
その後、地元やボランティアの方の努力により、現在は1,340枚まで回復したと言われています。

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ただ、1枚当たりの面積が狭いことから、機械化には不向きで、主に手作業で田が維持されているとのこと。
改めて棚田をよく見てみると…

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田おこしや畔の補修を行っている方があちこちに…。

コストなど生産効率の面だけ考慮すれば、明らかに不利であり、耕作が放棄される田が増えるのもやむを
得ないのかもしれません。
ただ、美しく整えられた畔や石垣を見ていると、代々受け継いできた故郷の景観を守るためとはいえ、
急な傾斜地での重労働をいとわず、黙々と作業に勤しむ方々に、頭が下がる思いがします。

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先日、人が生きる様の全てを「芸術」と捉えようとする芸術家の話を耳にしたせいか、この美しい棚田はまさに
芸術的とすら感じます。

圧巻は、棚田の中腹あたりまで下りて、上を見上げたこの景観…

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石垣が幾重にもそそり立つ様は、まるで城壁を連想させ、「耕して天に至る」という言葉が浮かびます。

人が生きるための執念、共同体としての人々の力の結晶…などと、ありきたりな言葉では言い尽くせない、
荘厳なもの、偉大なる力を感じます。

丸山千枚田、2015年は5月10日に、棚田オーナーをはじめ、多数の方が田植えに汗を流されたとのこと…

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次は季節を変えて訪れてみたいものです。 

 
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  1. 2015/05/10(日) 22:58:23|
  2. 花の旅(春)
  3. | コメント:6

梅一輪、一輪ほどの…  大阪城梅林

立春とは名ばかり、風が冷たい大阪…。
大阪城の濠の周囲の木々も、まだ真冬の装いです。

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暦の上では春、「八十八夜」「二百十日」の起算日であり、四柱推命や風水では、新しい年の始まりとされる立春。
ひと足早い春を見つけに、大阪城へと足を運びました。

お目当ては、東外濠と内濠の間、いわゆる「二の丸」に位置するこちら…

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大阪城梅林
所在地:大阪市中央区大阪城 二の丸東部分
アクセス:JR・大阪城公園駅、森ノ宮駅、地下鉄・大阪ビジネスパーク駅から徒歩10分
開園時間:24時間、無料

通称OBPと呼ばれる高層ビル街を抜け、大阪城ホールの前をかすめ、青屋門をくぐると、かすかに梅の香りがします。
とはいえ、咲き具合は遠目にもまだまだ(笑) 
かろうじて咲き始めていたのは、白梅の「八重野梅」

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赤い「寒紅」

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園内全体では、早咲きから遅咲きまで、約100種、1,270本もの梅が植えられているとのことですが、見頃はやはり
2月下旬から3月上旬のようです。

ちなみに、大阪城公園への最寄駅は、地下鉄天満橋駅や谷町4丁目駅なども挙げられますが、こと梅林に関しては、
JR大阪城公園駅や森ノ宮駅がアプローチが短く、便利です。

余談ついでに、久しぶりの花の写真、マクロの焦点がなかなか合わず…

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機種の得手不得手というより、年々、手元の焦点が合わせにくくなっている写し手の技量のせいかも…(笑)

一般に、立春以降は寒さが和らぎ、月毎の平均気温も1月より、2月の方が暖かいとされますが、実感としては、
2月の寒さもまだまだ手ごわいと感じます。
ただ、間違いなく言えることは、寒さが最も厳しい時期から、季節は着実に春に向かって進んでいるということ…。

立春にせよ、冬至にせよ、ここからは寒さが和らぐんだ、ここからは日が長くなるんだと思える二十四節気に、
少しほっとした気持ちになります。

春の訪れを静かに告げる使者…

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梅一輪ほどの暖かさを運んでくれているようです。


不定期更新ですが、またお越しいただければ嬉しいです。
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  1. 2015/02/04(水) 20:13:17|
  2. 花の旅(春)
  3. | コメント:8

苗名滝、いもり池  新潟・妙高高原

2014年GWの後半、キャンプと温泉を織り交ぜた旅の途中、妙高高原に宿泊しました。
泊まったペンションは、「苗名滝」のすぐ近く…。
チェックアウトののち、散歩がてら足を運びます。

売店やカフェのある駐車場から、つり橋を渡り、滝への遊歩道を関川に沿って進みます。

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前夜までの雨でぬかるんだ道を進むと、ほどなくつり橋越しに滝の姿が…

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近づくにつれ、滝の音が轟音となって迫ってきます。
すぐ手前のつり橋の下は、雪解け水をたっぷり含んだ濁流…

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緑色をした水が、ゴォーっと音を立て流れて行きます。
そして、上流に眼をやると「苗名滝」

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落差55mの滝。とにかく、地響きのような水の音がすさまじく、圧倒的な水量もあって、その迫力に圧倒されます。
滝に打たれて修行など、絶対にできそうにない水量…^^;
滝壷からは、水しぶきが白煙のように舞い上がっています。

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白濁した水を滝の上部から眼で追うように凝視していると、周囲の岩壁が徐々に上がっていくような錯覚に襲われます。
但し、家族は誰ひとり賛同者なし…(笑)
ともあれ、正直なところ、これほどの迫力のある滝とは思っておらず、良い意味で期待を裏切られました。
また、この周囲は広葉樹の森が広がっており、秋の紅葉も素晴らしいと思われます。
余談ですが、駐車場へ戻る途中では、野生のタヌキにも遭遇しました。

その後、ミズバショウが盛りを迎えているという「いもり池」に向かいます。
苗名滝から、スキー場のある杉の原の民宿街を通り抜け、池の平の方へ進むと、ほどなく到着。

池のほとりからは残雪の妙高の雄姿…

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日本百名山のひとつ妙高山、標高は2,454m。
外輪山を従えた台形の山容は、北信五岳の中でもひときわ眼を引きます。
これまで何度か登頂の機会を伺っていたものの、自分はまだ未踏破。近いうちにゴンドラを使うか、燕温泉からのルートで登ってみたいものです。

そして、お目当てのミズバショウは足元に…

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他の水生植物がやや邪魔ですが、今を盛りという感じです。

年配のガイドさんによると、白いのは花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、葉が変形したもの。
花は中の黄緑の棒のような部分だとのこと…。

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なおかつ、葉の汁に触れるとかぶれたり、根や茎には毒性があり、むやみに触らない方が良いとのこと。
ちなみに、冬眠から覚めた熊は、体内の毒を排出するため、解毒剤代わりに食すそうです。

1周15分ほどの池のほとりでは、遅い桜の姿も…

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さぁ、このあとは、ワイルドな温泉をめざそう!

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  1. 2014/05/18(日) 00:05:32|
  2. 花の旅(春)
  3. | コメント:6

「砂ずりの藤」 奈良・春日大社

新緑がまぶしい奈良公園…

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2014年GWの前半、春日大社の藤を見たくて足を運びました。

奈良公園といえば、こちらの神様の使いも…

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いつもながら観光客に愛嬌をふりまいて、鹿せんべいを召しあがっておられました^^

初夏を思わせる陽射しのもと、近鉄奈良駅から歩くこと30分近く、ようやく第1のお目当ての萬葉植物園に到着。

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「春日大社神苑 萬葉植物園」
所在地:奈良市春日野町160
開園時間:9~16時30分 ※冬季は月曜日休
拝観料:大人500円

その名のとおり、万葉集にも歌われた植物をはじめ、約300種の植物を集めたこの植物園。
この日は、珍しい緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えていました。

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ちょうどガイドさんが説明をされていましたが、4月下旬に咲き始める八重桜の一種のこの桜。
ソメイヨシノの寿命が50~60年ほどに対して、その何倍も長く生きるそうです。

ちなみに、川の堤などに植えられたソメイヨシノは、大抵の場合、間隔が狭すぎて、枝同士がこすれ、そこから病気になるため、寿命が短いそうです。

さらにその先の藤の園では、約20種200本の藤が7分咲きといった感じです。

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こちらは白い藤…

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周囲には、一段と甘い香りが漂います。
こちらは八重咲きの黒龍藤

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何かのお菓子のようなリボンのような、ボリュームのある花ですね。

そしてこの先、参道の坂道を登りつめ、春日大社の境内へと足を踏み入れます。

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春日大社といえば、この朱色。
少しマニアックな話で恐縮ですが、昭和の後半、奈良を走る関西本線の快速は、白地にこの朱色を身にまとった斬新なカラーリングで、「春日色」と呼ばれました。

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こちらの長く伸びる回廊の朱色と燈明の青銅色の対比も良いですね。

そして、第2の目的、「砂ずりの藤」

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こちらもまだ5分咲きといったところでしょうか。
房が長くて地面の砂をする=「砂ずり」という藤、もっと房の長いものかと予想していたので、高く見上げるばかりの藤の姿に、少し意外な印象受けました。

ともあれ、春爛漫の大和路…

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たくさんの花と陽射しを満喫しました。


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  1. 2014/05/02(金) 00:16:09|
  2. 花の旅(春)
  3. | コメント:4

菜の花畑 滋賀・第1なぎさ公園

※「国内旅行」の皆さま、はじめまして。しばらくの間お邪魔いたします。

琵琶湖大橋越しに望む比良山系

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雪で白く光る稜線が空と大地の境を作っています。
空は晴れているものの、比叡下ろしの北風は冷たく、水面に揺れる水鳥も寒そうです。

2月中旬の週末のこの日、ブログでリンクを貼らせていただいている“nonno"さんの記事で菜の花を拝見して以来、無性に菜の花を見たくなり、車を飛ばしてここまでやって来ました。

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「第1なぎさ公園」

所在地:滋賀県守山市今浜町地先
無料駐車場30台程度

ナビでは登録先が見当たらず、住所を打ち込み、湖岸沿いに車を走らせていると、「ラフォーレ琵琶湖」の手前で、黄色く輝くこの菜の花畑を見つけることができました^^

訪れた昼下がり、駐車場はほぼ満車…。
協力金の箱に小銭を入れさせていただき、菜の花の畝へと歩み寄ります。

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この「カンザキハナナ」という早咲きの菜の花、ちょうど満開を迎えています。

明るい陽射しを浴びるこの菜の花畑、湖岸のサイクリングロード沿いにあり、自転車の方もしばし足を停めています。

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他にも、バイクのツーリング仲間の方々が並んで記念撮影していたりと、ほのぼのとした空気が漂います。

せっかくなので、明るい空を背景に撮りたいと挑戦しますが…

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なかなか思うような写真になりません^^;

遠景と一緒にならどうかと…

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自分的には遠景の比良の山並みを入れる方が、撮りやすいですね(笑)

余談ですが、約12,000本もの花が咲くこの菜の花畑、夏にはヒマワリ畑に姿を変えるそうです。

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夏の比良を背景にしたヒマワリの時も、ぜひ足を運びたいところです^^

黄色いカーペットが敷き詰められた湖畔の公園…

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吹きつける風の冷たさを、しばし忘れる風景でした。


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※冒頭にご紹介した"nonno"さんの素敵な写真は、こちらです。
  1. 2014/02/19(水) 23:06:21|
  2. 花の旅(春)
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季節の草花、温泉、旅行記をはじめ、自分の気に入っている風景を写真日記風に綴っています。

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