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人生という名の夏休み

旅、花、庭、畑…、備忘録代わりの写真日記

中央アルプス 中岳

千畳敷カールから乗越浄土を経て、宝剣山荘前から稜線上のルートを進むこと約20分。
標高2,925mの中岳に到着。

登ってきた道を振り返ると、ずんぐりとした宝剣岳の向こうに、空木岳、南駒ケ岳に続くスカイライン…

201908 senjyojiki 180

乗越浄土からは、ほとんど平坦に見えていた道が、思いのほか登っていることもわかる。
改めて調べてみたら、乗越浄土の標高は2,850mであり、標高差は75mあるようだ。

山頂から北側には、手を伸ばせば届くほどの距離に木曽駒ケ岳が鎮座する。

201908 senjyojiki 210

あいにく御嶽の頂は、ガスに包まれている。
山頂の麓、青い屋根の駒ヶ岳地頂上山荘の手前には、テント場が広がる。
ロープウェイを使えば、2時間弱で到達できる3000mの稜線のテント場。
チャンスがあれば、一度はテント泊に挑戦してみたいところだ。

再び、木曽駒ケ岳の稜線の先に目を凝らすと、かすかに槍・穂高が…

201908 senjyojiki 220

この日も多くの人々が、あの稜線に張り付いていたんだろうな…。

岩がそそり立つ中岳から北東に目を移すと、木曽駒ケ岳から将棊頭山方面に続く稜線が連なる。

201908 senjyojiki 170

結局、この日は木曽駒ヶ岳は目指さず、娘らが待つ宝剣山荘に取って返し、千畳敷カールへと戻ることに。

乗越浄土からの下山道は、思いのほかキツイ下り…

      201908 senjyojiki 230

ストック片手にリズムよく下りたいが、登りの登山客とのすれ違いに、足を止める時間も増える。

下りのロープウェイが混雑する時間の前に余裕をもって戻れるため、焦ることもなく、
息を切らしながら登ってくる登山客を待ちながら、ふと仰ぎ見る岩稜…

201908 senjyojiki 200

燦々と降り注ぐ陽射しに、ゴツゴツとした岩尾根のシルエット…。
久しぶりの夏山、やっぱりアルプスはいいね!


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  1. 2019/08/27(火) 20:05:30|
  2. 百名山 【関東・甲信越】
  3. | コメント:0

千畳敷カール

2019年8月中旬、早朝6時前に駒ケ根高原の宿を発ち、初発のバスに乗るべく切石公園のバス停に
向かったものの、既にバス停には30人以上の行列…。

駒ヶ根駅からやってきたバスも多くの乗客で混みあい、バス停から数人を乗せるのがやっと…。
この次の便は30分後。そこまで待つのかと気を揉んでいると、4WDがバス停に横付けされ、
バス会社の係員と思わしき男性が、「このあと10分で臨時バスがまいりまーす!」とアナウンス。

ほどなくやってきた臨時バスに乗り込み、2つ目のバス停、大駐車場がある「菅の台」に到着すると、
駐車場の彼方まで続くバス待ちの長蛇の列におののく。ざっと200人近くはいただろうか…。

その後、ロープウェイ乗り場「しらび平」では、ロープウェイを1本待つことになったものの、
9分間隔の続行運転のおかげで、標高2,612mの終点・千畳敷駅に降り立ったのは、午前7時半。

駅の建物を抜けると、目の前に広がるのは、盛夏の千畳敷カール…

201908 senjyojiki 100

左側の円錐の山容・宝剣岳(2,931m)から、たわむように伸びる稜線と岩稜…。
樹木は背の低い灌木ばかりで、冷涼な空気も相まって、一気に森林限界にまで来たことを実感する。

この風景を眺めつつ、宿での朝食に代えて作ってもらったおにぎりで腹ごしらえし、軽いウォーミング
アップののち、色とりどりの登山客に交じり、稜線に向かって歩き出す。

カール内には、今を盛りとばかりに高山植物が咲き乱れる。
ミヤマアキノキリンソウに、ヤマハハコ…

    201908 senjyojiki 135
           201908 senjyojiki 138

花にカメラを向けつつ進み、徐々にこう配がきつくなってきた登山道を振り返ると…

201908 senjyojiki 110

さっきまでいたロープウェイの駅が、すり鉢状のカールのヘリ、足元遠くに建つのが見える。
きつい登りに息も切れそうだが、高度をぐんぐん稼げるのが面白い。

さらに進むと、道は斜面をジグザグに刻むようになり、周囲の岩峰も鋭さを増す。

201908 senjyojiki 125

20年以上前に同じ道を登ったが、ここまできつい道だったかな?自身の衰えのせいか?と、思案しつつ、
急な登りをゆっくりと噛みしめるように進む。

左手を見ると、ロープウェイの駅から見上げていた宝剣岳の頂は…

201908 senjyojiki 120

登山者が尖峰の先に立つのが見えるほどの距離となる。
はるか先に続く稜線上には、空木岳(2,864m)の姿も望める。

ゆっくりとしたペースで登り続けること1時間、ようやく稜線、乗越浄土に到着。

201908 senjyojiki 130

さっきまでの急傾斜が嘘のようにだだっ広い稜線では、数多くの登山者が休息を取っており、
紺碧の空の下には、中岳(2,925m)が続く。

「もうここでギブアップ」と、宝剣山荘のソフトクリームをほおばる双子の娘を山荘前にデポし(笑)、
中岳に続く道を進み始めると、先ほどまでとは全く異なる宝剣岳の荒々しい横顔…

201908 senjyojiki 160

岩稜に張り付くように登山客の列が見える。
あぁ、夏の中央アルプス…
(つづく)


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  1. 2019/08/24(土) 13:16:48|
  2. 百名山 【関東・甲信越】
  3. | コメント:2

五月の桜 奈良・和佐又山


免許を取ったばかりの息子の運転で、奈良・和佐又山へ向かう。
国道169号線の新伯母峯トンネルを抜け、右に分岐する林道に入り、断崖絶壁に張り付く道での離合に冷や汗をかきながら上り詰めると、青い屋根の和佐又ヒュッテが待つ。

201905 wasamata 100

2019年(令和元年)5月の初旬、ヒュッテの前のキャンプサイトでは、ヤマザクラが満開…

201905 wasamata 115

麓ではとっくに散った桜が、青い空を背景に咲いている。

10連休の中盤、奥のオートキャンプサイトの様子を窺うと…

201905 wasamata 110

まだ緑も薄い和佐又山を背景にしたサイトは、2、3か所を除いてほぼ埋まっている。
客層は、男性同士、夫婦といった組み合わせが多く、ファミリーは少ない。
海辺や川沿いではないせいか、純粋にキャンプを満喫しようとする面々のように見受けられる。

5月とはいえ、標高1200m近いサイトの気温は12度あまり。

201905 wasamata 135

この日、25度近い気温を観測した関西の平野部と比べて10度以上低く、風も冷たく感じる中、見頃の桜が揺れる。

201905 wasamata 120-2

東側を遠望すると、大台ケ原の山々が見える。

201905 wasamata 115

植林された針葉樹以外は、まだモノトーンの山容。新緑は、5月中旬を過ぎてからなのだろう。

オートサイトの奥に続くコンクリート道をさらに進むと、ヤマザクラの並木が、西日に輝いている。

201905 wasamata 125

ソメイヨシノもいいが、葉と一緒に出てくるヤマザクラの持つ雰囲気も、野性味があって良いと思う。

201905 wasamata 140

「巨樹ふれあいルート」の手前まで足を運ぶと、大普賢岳、小普賢岳のシルエット…

201905 wasamata 145

ほんのり霞みがかった山、大峰にも春山の季節がやってきたようだ。



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  1. 2019/05/03(金) 11:09:50|
  2. | コメント:0

藤薫る庭で…

たわわに花をつけた藤…

20190428 fuji 100

双子の娘が産まれた際、記念樹として植えた二本の藤。

14年の月日を経て、素人仕立ての藤棚いっぱいに広がり…

20190428 fuji 110

しなやかで頼りなかった細長い幹は、コンクリートのような頑強なものに成長。

20190428 fuji 115

マメ科らしく、無数に連なる花、花、花…

       20190428 fuji 120

10連休の中日、ここ数日の雨のせいか、いつもはブンブン羽音を立てて飛び交うハナアブの姿もなく…

20190428 fuji 125

明るい緑を背景に、ゆらゆらと風に揺れる。
     
       20190428 fuji 130

風薫る5月の朔日は、御代替わりの日。

20190428 fuji 150

30年余り続いた「平成」から、「令和」へ…

20190428 fuji 155

新しい時代の穏やかな幕開け…



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  1. 2019/05/01(水) 16:55:59|
  2. 春の花木
  3. | コメント:2

賀名生 願いが叶う桜…


空から流れ落ちるように咲く、枝垂れ桜…

20190407 anou 80

2019年4月、吉野を訪れた翌日、同じく南朝ゆかりの奈良・賀名生(あのう)へ、家内と足を運んだ。

歴史民俗資料館前の枝垂れ桜は、春の陽光をめいっぱい浴びている。

20190407 anou 90

この「賀名生の里」に隣接しているのが、立派な冠木門…

20190407 anou 120

茅葺の門に不釣り合いな、「皇居」の文字。
扁額の脇には「重要文化財」の文字も見える。

この冠木門をくぐると、ずっしりとした茅葺屋根の「皇居」が現れる。

20190407 anou 130

ここは、南朝の「賀名生旧皇居」とされる堀家住宅。 
足利尊氏によって京を追われた後醍醐天皇が、しばし滞在されたとされ、のちに、その息子の
後村上天皇から後亀山天皇に至るまで、南朝の皇居「行宮」とされた建物である。

内部の見学には、事前連絡が必要とネットで見て、諦めていたところ、カフェの立て看板が出ており、
流行りの「古民家カフェ」に入る気分で、「皇居」の中へと足を踏み入れる。

天井の高い土間で靴を脱ぎ、案内されたのは、大きな一枚板の食卓の部屋…

    20190407 anou 140
           20190407 anou 155

隣室にも木の温もりを感じる食卓が並ぶなど、和モダン風のスペースとなっている。
また、至る所に、由緒ありそうな書が飾られ、しばし、雅な気分の中で、ランチをいただく。

食後、丹生川を望むテラスに立つと、旧国鉄・五新線のコンクリート橋が、川面を跨いでいる。

20190407 anou 180

皇居をあとに、五新線の未成線(未開通のまま廃止された路線)跡に向かう。

ここは、鉄道が開通していれば、賀名生駅となっていたはずの所…

20190407 anou 230

未成線跡を専用道として活用したバス路線も、2014年に国道168号線経由に振り替えられ、廃止。

行き交う人も車もない路線跡は、馬蹄形のトンネル口へと続く。

     20190407 anou 210

トンネルの方へ進み、先ほど皇居のテラスから見えていたコンクリート橋上まで来ると…

20190407 anou 220

桜の咲く山を背後に従えた皇居が見える。
この山には、後醍醐天皇、後村上天皇を支えた南朝の重臣・北畠親房の墓が祀られているとのこと。

再び、歴史民俗資料館の側に戻り、山腹に続く道を登る。

20190407 anou 300

道脇を彩る桜は、ソメイヨシノだけでなく、緑葉の中に咲く山桜も…

20190407 anou 310

ソメイヨシノに比べ、花びらの純白度が高いように思える。

坂を登り切ると、廃校跡が現れ、その門の前から右手に伸びる階段を昇ると、北畠親房の墓に出る。

20190407 anou 330

南朝の正当性を唱えた「神皇正統記」を残すなど、南朝側の精神的支柱でもあった北畠親房。

吉野や金剛の山懐には、楠木正成をはじめ、南朝ゆかりの武士や公家の墓が、手厚く管理されている
と実感することが多いが、ここも手入れが行き届いている。

南北朝時代以前には、「穴生=あなふ」と呼ばれていた、山間のこの地。
後村上天皇が、南朝が正統でありたいという願いを込めて「叶名生=かなふ」と名付けられ、のちに、
北朝側の足利尊氏が南朝に帰順し、願いが叶っためでたさから、表記を「賀名生」に改められたとされる。

結局、それは束の間のめでたさになってしまうのだが、往時の人々の喜びは…

      20190407 anou 320

700年の時を経て、満開の桜が体現しているように思えるほど、見事な桜の競演だった。


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  1. 2019/04/14(日) 00:32:21|
  2. | コメント:0
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プロフィール

HAM1826

Author:HAM1826
季節の草花、温泉、旅行記をはじめ、自分の気に入っている風景を写真日記風に綴っています。

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